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文献一覧: 奥野 利明 (著者)
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BLT2受容体を活性化する新奇脂肪酸の同定と腸管バリア機能における役割の解明
著者
奥野 利明
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2022-04-01
近年、腸内細菌叢(腸内フローラ)が様々な疾患に関わることが明らかにされ、腸内フローラと健康との関係が注目されている。腸内細菌叢が、多様な脂肪酸代謝物を産生することが明らかにされてきているが、それら脂肪酸代謝物の生体内における役割はほとんど明らかでない。本研究では、腸内細菌が産生する脂肪酸ライブラリーを用いてBLT2を活性化する新規脂肪酸を同定し、機能未知の新規脂肪酸代謝物の生理機能を明らかにする。
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OA
ロイコトリエン受容体と新規脂溶性リガンドの探索
著者
横溝 岳彦
佐伯 和子
奥野 利明
出版者
順天堂大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2010-04-01
BLT2は上皮細胞に発現し、腸管バリア機能の維持や皮膚創傷治癒に必要な受容体であることが分かった。BLT2アゴニストは難治性皮膚潰瘍の治療薬候補と考えられた。アスピリンはBLT2リガンドである12-HHTの産生を抑制することで創傷治癒を遅延させた。BLT1、BLT2はゼブラフィッシュの胚発生に必須の遺伝子であった。遺伝子欠損マウスの解析から、BLT1が多発性硬化症を増悪させたり、脊髄損傷の回復を遅らせること、BLT2が気管支喘息の反応を抑制していることも分かった。