著者
福地 信彦 本居 聡子 宇田川 雄二
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.277-281, 2004 (Released:2008-03-15)
参考文献数
18
被引用文献数
4 6

トマトにおける摘果処理と摘葉や葉面積を増やすための側枝利用などの整枝が,果実糖度と収量に与える影響を検討した.1果房当たりの着果個数を制限しても,総収量,上物収量は増えず,果実糖度の向上には結びつかなかった.摘葉や葉面積を増やすための側枝利用などの整枝を異にしても,総収量,上物収量に差はみられなかった.摘はは果実糖度を低くし,各果房直下の側枝を利用し1果房当たりの葉数を増やすと,糖度の向上が図られた.
著者
福地 信彦 本居 聡子 宇田川 雄二
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.277-281, 2004-09-15
参考文献数
18
被引用文献数
2

トマトにおける摘果処理と摘葉や葉面積を増やすための側枝利用などの整枝が、果実糖度と収量に与える影響を検討した。1果房当たりの着果個数を制限しても、総収量、上物収量は増えず、果実糖度の向上には結びつかなかった。摘葉や葉面積を増やすための側枝利用などの整枝を異にしても、総収量、上物収量に差はみられなかった。摘葉は果実糖度を低くし、各果房直下の側枝を利用し1果房当たりの葉数を増やすと、糖度の向上が図られた。
著者
宇田川 雄二
出版者
千葉県農業試験場
雑誌
千葉県農業試験場研究報告 (ISSN:05776880)
巻号頁・発行日
no.38, pp.1-7, 1997-03

ハーブ類の生育,無機成分,並びに香気成分に及ぼす培養液温度(15~25℃の3水準)の影響を培養液濃度を2.4dS/mで検討した。1. チャービル,タイムの根重は高温ほど大きかったが,チャービル,タイム,ディル,イタリアンパセリ,セイジの茎葉重および収量は20℃で最大となり,生育好適培養液温度は20℃前後であった。スィートバジルのそれは25℃であった。2. チャービル,ディル,タイムの茎葉,並びに根のP含有率や株当たりのP含有量は低液温ほど高かったが,他の無機成分は種類によって培養液温度に対する反応が異なった。しかし,含有比率は培養液温度による差異よりも,種類による差異が大きかった。3. ディルの茎葉の精油含有率,並びに含有量は20℃区で最も高かった。タイムの茎葉の精油含有率は,25℃区が最も高かったが,含有量は20℃区が最も高かった。