著者
神谷俊之 呂 山 原 雅樹 宮井 均
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会情報メディア研究会報告
巻号頁・発行日
vol.1995, pp.27-34, 1995
被引用文献数
7

本稿では,高速広帯域のネットワーク化、出版の電子化、ディジタル化の進む次世代の電子図書館のためのインタフェースとして、3次元CGを用いた仮想空間内のウォークスルーと利用者のガイドの役割を果たすCG生成による司書を用いたシステムについて述べる。このシステムは従来のキーワード検索やカードによる検索のような、特定の検索対象を持ってシステムを利用する人ではなく、はっきりした検索対象を持たない利用者が自由に図書館の中のデータを探し歩く、情報散策を行うためのシステムである。また、情報空間の迷子問題に対処する手段としてCGによる人物像(CG司書)を画面内に表示し、音声によって対話することによりガイドを行う。
著者
一色 敬 神谷 俊之 呂 山 宮井 均
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.341-342, 1994-03-07

近年、図書館における情報通信基盤の整備や、電子化媒体に記録された出版作品を読む電子ブックに見られるようなメディアの電子化の伸展に伴い、一次情報を電子化して遠隔地から検索・閲覧可能な「電子図書館」が注目されている。筆者らは、電子図書館の将来像を図1のようなB-ISDN利用を指向した次世代図書館システムと捉え、図書検索を含んだ利用者側I/Fに着目し検討を行った。その結果、筆者らは、仮想表示書架を探索しながら図書検索が可能な開架式I/Fと、その案内役である「CG司書」を生成する擬人化I/Fの二種類のビジュアルI/Fを組み込んだ電子図書館システム「Virtual Library」を提案する。本稿では、「Virtual Library」のシステム概念およびその概要について報告する。[figure]
著者
神場 知成 宮井 均
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1308-1309, 1988-09-12

情報処理機器のマンマシンインタフェースにとって,画面のデザインはますます重要な問題となりつつある。この原因は,以下に示すように要約することができる。(1)画面対話システムの増加 各種アプリケーションソフトウェア,ワープロ,ニューメディア機器など多くのシステムに加えて,最近では,従来画面表示をしていなかった機器(電話,ポケットベル,AV機器など)も表示装置を備え,文字やデータを表示するようになっている.(2)画面に表示される情報が,数字,文字など単純なものだけでなく,図表,イメージなどを含むものへと複雑化している。本稿では,画面デザインの設計/評価を支援するための方法を提案する。