著者
宮地 弘太郎 道上 静香 細木 祐子
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
no.13, pp.229-238, 2012-03

日本男子学生テニス選手の強化策について,第26回ユニバーシアード競技大会の強化活動及び,本大会における結果から考察する。次回大会においての男子チームの目標は,1)シングルス入賞/ダブルス,団体メダル獲得/MIX ダブルス銀メダル,2)競技者として社会人としての人間形成の2点である。その為には,今後も継続的な強化活動の中で,1)についてはATP ランキングの更なる向上,2)についてはスポーツマンシップ教育であると考える。The way to make a hard-hitting measure of tennis players who are Japanese male students from an enhanced activity of the 26th Universiade game cup and the result of this cup are discussed. There are two goals for the next cup. The first goal is to win the single prize, to get medals for doubles and groups and to get a silver medal for mix doubles. The second one is to build a character as an athlete and a member of society. It is necessary for the first goal to improve ATP ranking more while continuing an enhanced activity. And alsofor the second goal, it is necessary to do a sportsman education.
著者
宮地弘太郎
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.211-220, 2011-03-31

テニスプレーヤーが世界で活躍する目安は,世界ランキングで100 位に入ることである。ここ数年,このランキングに到達する日本人選手は数少ない。これまでの世界ランキングに関する研究や,現場指導において,このランキングに到達する年齢は10 代後半から,20 代前半であると言われている。 2005 年より日本テニス協会によって,新たにアフタージュニアの強化が,強化目標の1 つとして掲げられた。アフタージュニアとは,18 歳から22 歳頃の世代を意味しており,いわゆる大学生テニスプレーヤーである。 そこで,本研究において日本男子大学生テニス選手の現状と課題を4 点の柱から探り,今後大学生テニス選手の世界に挑戦する目安を明確にし,今後の強化活動に少しでも生かしていただけたらと考える。結果以下の2 点の課題を提言してゆきたい。 1.休学あるいは,卒業後にスムーズにツアーに順応できるよう,国内の学生大会の見直し。 2.技能的な目安として国内で行われる全日本選手権で優勝争いに絡む,ユニバーシアードのシングルスで金メダルを獲得の2 つをクリアする。 以上の2 点をユニバーシアードチーム及び各大学教育機関の指導者,選手に徹底することで今後可能性が広がると考えられる。
著者
宮地 弘太郎
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.14, pp.209-216, 2013-03-31

本学テニス部選手に対して短期的なフィジカルトレーニングプログラムを実施した。Pre-test においてRegular 群Non-regular 群の間で上体起こしと立ち幅跳びの測定において有意な差が伺えた(P<.05)。3ヶ月後のPost-test においては両群間では有意な差が伺えなかったものの,全部員に対して上体起こし,5方向走,往復走で有意な差が伺えた(P<.05)。よって,3ヶ月の短期的なフィジカルトレーニングメニューは効果的であったことが示唆された。今後は,測定項目を増やし,技術とトレーニングの関連性を定量化し縦断的研究を推奨したいと考える。
著者
宮地弘太郎 ミヤチ コウタロウ Kotaro Miyachi
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.12, pp.221-235, 2011-03-31

テニスプレーヤーが世界で活躍する目安は,世界ランキングで100 位に入ることである。ここ数年,このランキングに到達する日本人選手は数少ない。これまでの世界ランキングに関する研究や,現場指導において,このランキングに到達する年齢は10 代後半から,20 代前半であると言われている。 2005 年より日本テニス協会によって,新たにアフタージュニアの強化が,強化目標の1 つとして掲げられた。アフタージュニアとは,18 歳から22 歳頃の世代を意味しており,いわゆる大学生テニスプレーヤーである。 そこで,本研究において日本男子大学生テニス選手の現状と課題を4 点の柱から探り,今後大学生テニス選手の世界に挑戦する目安を明確にし,今後の強化活動に少しでも生かしていただけたらと考える。結果以下の2 点の課題を提言してゆきたい。 1.休学あるいは,卒業後にスムーズにツアーに順応できるよう,国内の学生大会の見直し。 2.技能的な目安として国内で行われる全日本選手権で優勝争いに絡む,ユニバーシアードのシングルスで金メダルを獲得の2 つをクリアする。 以上の2 点をユニバーシアードチーム及び各大学教育機関の指導者,選手に徹底することで今後可能性が広がると考えられる。