著者
寺元 貴幸
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.60-63, 2016-12-15

全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は比較的歴史の長いコンテストであり,文部科学省,総務省,経済産業省等から後援を受け,さらに多くの企業から支援も受けている.今回は3部門のうち競技部門について紹介している.競技部門は毎年ルールや競技システムをフルスクラッチで開発しており,参加者だけでなく主催者側も熱い戦いを繰り広げている.平成27年度に長野市で開催された第26回大会の様子を中心に,競技ルールや競技システムについて報告している.また,本選用に開発した競技システムを他の教育でも活用できるよう,インターネットで公開しているのでその様子についても報告している.
著者
寺元 貴幸 小村 良太郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.9, 2022-12-15

高等専門学校(以下高専)は全国に国立,公立,私立合わせて57高専があります.この高専ではさまざま方法で情報処理教育を実践し学生の学びを支援しており,その学生達は進路として多種多様な企業への就職や起業,大学への編入学など多彩な選択が可能となっています.特にプログラミング教育に早くから取り組んでおり,毎年多くのコンテストを開催しています.また近年はセキュリティ教育も非常に重要と考えており,K-SECという名称でサイバーセキュリティ人材の育成を全国の高専で展開していますので,これらのようすを紹介いたします.
著者
寺元 貴幸
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.60-63, 2016-12-15

全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は比較的歴史の長いコンテストであり,文部科学省,総務省,経済産業省等から後援を受け,さらに多くの企業から支援も受けている.今回は3部門のうち競技部門について紹介している.競技部門は毎年ルールや競技システムをフルスクラッチで開発しており,参加者だけでなく主催者側も熱い戦いを繰り広げている.平成27年度に長野市で開催された第26回大会の様子を中心に,競技ルールや競技システムについて報告している.また,本選用に開発した競技システムを他の教育でも活用できるよう,インターネットで公開しているのでその様子についても報告している.
著者
寺元 貴幸 小保方 幸次 井上 泰仁 川田 重夫
出版者
一般社団法人 日本計算工学会
雑誌
日本計算工学会論文集 (ISSN:13478826)
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.20181002-20181002, 2018-02-09 (Released:2018-02-09)
参考文献数
9

現在世界的に注目されている人工知能やIoTなどの技術革新は, ソフトウェアが非常に大きな役割を果たしている. そのため多くの分野で自由な発想と確かな技術力を兼ね備えたプログラマが不可欠なものとなっている. このため教育現場でもプログラミングスキルの習得が大きな課題となっている. 我々はこのプログラミングスキルの習得と向上を支援するシステムを開発してきた. また高専生から一流のプログラマを育成する目的にプログラミングコンテスト(高専プロコン)が企画され, 今年で28回目の大会となる. 高専のプログラミングコンテストは自由, 課題そして競技の3部門から構成されている. それぞれ参加者の作品を競う部門であるが, 中でも競技部門は同一のルール及び環境下において各参加者のプログラムの優越を競うものである. 競技のルールは毎年変更されており, 各チームは4月に発表されたルールに従い, 5月末までに解決方法のアルゴリズムを予選資料として提出し書類審査により予選が行われる. 予選を通過したチームは10月上旬に開催される本選までにプログラムや競技に必要なシステムを作成し, 本選に挑む. 各大会での競技ルールは開催の特色を生かすなど様々な工夫を凝らして決められる. 画像を復元する画像系の競技や通信や暗号化をモデル化した競技, またオブジェクトの数を数えたりジグソーパズルのような競技もある. 我々が開発した競技ルールを解決方法の仕方によりいくつかに分類した. またいずれの競技も基本的に既存のプログラムやアルゴリズムだけでは最適な解を求める事はできないことをルール作成の基本としており, 参加者の創意工夫を問うことになっている. 競技システムを作成するプラットフォームとして以前TSUNA-TASTE(1)の開発を行って来たが, 近年は本プラットフォームでは対応できない様々な競技を行うようになってきた. 本論文では近年行っている競技に関して, 2章で最近行っている競技のルールを示すとともに, その競技運用形態を説明する. 3章では参加者をサポートする回答システムや練習システムをWeb上で公開し, 参加者のレベルを向上させると同時に, 教育コンテンツして利用する試みについて報告する.
著者
新井イスマイル 福嶋徹 内藤岳史 土川洋史 比嘉信 釣健孝 佐々木智大 大島秀樹 渥美清隆 松野良信 千田栄幸 山田悟 今井一雅 牛丸真司 金山典世 仲野巧 寺元貴幸 脇山俊一郎 中尾充宏 村本健一郎
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2013-IOT-23, no.10, pp.1-5, 2013-09-20

独立行政法人国立高等専門学校機構法の施行に伴い、平成 16 年 4 月 1 日に全国の国立高等専門学校 (以下、国立高専) が独立行政法人国立高等専門学校機構 (以下、高専機構) 1 法人に集約され、現在 51の国立高専を運営している。独法化前は各高専にて個別にネットワーク運用・調達が任されていたが、運営費交付金が毎年削減されることを考慮し、独法化後は高専機構のスケールメリットを活かした効率的なネットワーク運用・調達に挑戦している。本稿では、平成 24 年度までに得られた、(1) 歴史的 PI アドレスの集約による年間費用削減、(2) 機器・ソフトの一括調達による費用削減、(3) ノウハウ・人材の共有の成果について報告する。