著者
小松 雄一 橋田 亜弥 川村 真紀子 小松 加代子 石元 美知子
出版者
学校法人高知学園 高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.85-92, 2001

老人性痴呆性疾患療養病棟の作業療法の目的は,精神症状や問題行動を有しているにもかかわらず,寝たきり等の状態にない痴呆老人であって,自宅や他の施設で療養が困難な者に対し,これらを入院させることにより,精神科医療とケアを提供するものである.当病棟患者は,いずれも家庭での介護が困難となった重度痴呆患者,身体症状は軽度だが精神症状が重度の患者,身体症状・精神症状共に重度の患者である.また,精神疾患を併せ持つ患者も多い.当病棟では,作業活動の中でみられる認知・記憶・行動などの痴呆症状を評価し,作業活動がスムーズに実施できるように作業内容の工夫や,スタッフの対応等の環境設定を行うようにしている.今回,塗り絵・貼り絵・雑巾縫いのグループ活動を通し上記について報告する.
著者
小松 雄一郎
出版者
東京経済大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は矢作(2007)が提示した小売国際化プロセスの現地化段階での戦略の4類型の1つである、新規業態開発志向戦略の先駆的事例であるウォルマートのメキシコ進出事例を検討することによって、進出時の環境適応に加えて、進出後の創造的連続適応を経て新規業態を開発する「創造的な連続適応型新規業態開発志向戦略」という新たな戦略パターンを追加した上で、新たに提示された戦略パターンによって確立された新興市場向け小売業態がブラジル、アルゼンチン、中米地峡諸国へ移転されるプロセスを現地調査に基づいて明らかにした。