- 著者
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山口 昭三郎
金古 善明
山岸 高宏
大山 良雄
天野 晶夫
新井 昌史
中村 哲也
長谷川 昭
倉林 正彦
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.92, no.1, pp.143-145, 2003-01-10 (Released:2008-06-12)
- 参考文献数
- 8
- 被引用文献数
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67歳,女性.クラリスロマイシンの投与を受けた後, torsades de pointesが頻発した.内服中止後に頻拍は消失し,本剤により惹起されたQT延長症候群と診断した.内服中止後も, QTc延長(0.51秒)とV2-6の二相性T波,イソプロテレノール,メキシレチン静注投与後のTU波の形態変化を認め,基礎に再分極異常の存在が示唆された.本剤は使用頻度の高い薬剤であり,投与後の経過に十分留意する必要がある.