著者
松下 文哉 谷島 諒丞 小澤 一雅 永谷 圭司
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集H(教育) (ISSN:18847781)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.38-52, 2022 (Released:2022-06-20)
参考文献数
21

i-Constructionが目指す生産性向上の実現のためには,オープンイノベーションの取組みが重要視されている.本研究では,建設現場の生産性向上に向けたイノベーションを創出することを目的に演習プログラムを開発する.この演習プログラムでは実際の施工現場を模擬したモデル現場における施工計画,施工の疑似体験が可能であり,必要な制約条件を設けることによって受講者のイノベーションの創出を促す.また演習用に自動掘削ショベルを開発し,施工計画の中で自動化する範囲を検討し施工に組み込むことを可能とした.さらに,開発した演習プログラムを東京大学工学系研究科において実践し,この結果を分析しその有効性を確認する.
著者
藤沢 孝司 秋山 順史 若杉 正則 松下 文彦 鈴木 浩之 式守 道夫 水野 明夫 橋本 賢二
出版者
特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
雑誌
日本顎変形症学会雑誌 (ISSN:09167048)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.79-83, 1992-04-30 (Released:2011-02-09)
参考文献数
7

A case of mandibular prognathism with Marfan's syndrome treated with sagittal splitting ramus osteotomy was presented.A 37 year-old man, complaining of difficulty of mouth opening was referred to our clinic. The patient was diagnosed as bilateral temporomandibular joints arthrosis with mandibular prognathism.Although occlusal treatment with bite splint was effective to some extent, intermittent trismus did not disappear, so bilateral sagittal splitting ramus osteotomy was performed to correct his dental malocclusion.Postoperative course was not eventful and his range of mouth opening increased to 35mm between incisal edges of maxillary and mandibular central incisor.
著者
恩田 裕一 辻村 真貴 松下 文経
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

北東アジア地域における土地の荒廃について、現地調査およびリモートセンシングによって調査を行った。土地荒廃の理由としては、伐採、リターの採取、プランテーション、過放牧と様々な土地改変が行われており、それによる表面被覆の低下による土壌の浸透能の低下が激しい土壌侵食を引き起こし、土地荒廃の直接的な引き金になっていると考えられる。一方で、中国においては、植林の進展につれて、浸透能の増加、および土壌侵食量の減少も報告されている。本研究においては、現地と協力した詳細な現地調査および、リモートセンシングによって、表面被覆が回復すると浸透能が増加し、土壌侵食量が減少したことがあきらかとなった。また、リモートセンシングによって、NDVIの解析により東アジア全体における荒廃度の変化について、MAPを作成することができた。