著者
山崎 悟 乾 正知
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2010年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.103-104, 2010 (Released:2010-09-01)

設計改善のための厚み評価方法を提案する。プラスチック部品の射出成形では,部品形状の厚みに不揃いがあると,成形時にヒケと呼ばれる歪を生じたり,湯が十分に回らない等の問題が生じやすい。これらを事前に回避するために,立体モデルの内部に球を配置することにより厚みを定義し,さらに立体モデルにおいて指定値よりも厚い部分を分類表示する技術を開発した。実際にプログラムを作成し計算実験を行うことで,本技術の有効性を検証した。