著者
小森 政嗣 山本 靖典 長岡 千賀
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.64-69, 2006-04-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
15
被引用文献数
1

音声情報を短時間で呈示するために音声を高速で再生すると, 同時に談話理解が難しくなる. 本研究では, 音声中のポーズ長に操作を行うことで, 聴取者の談話理解を促進し, より高速での録音音声の呈示を可能にする手法を提案する. 音声中のポーズ長の変動は談話構造の手がかりとなっていることから, ポーズ長の違いを明確にすることで談話理解を促進することができると考えられた. そこで, ポーズ長の変動を明確化する二つの手法の有効性を話速判断課題により検討した. 実験1では, ポーズ長を全体的に延長することで, より弁別能の高い時間範囲にポーズ長分布をシフトさせる手法を検討した. しかし音声再生時間を短縮する上で有効とは言えなかった. 実験2では, ポーズ長の変動を誇張する手法を検討した. この手法は聴取者が音声内容を理解できる話速を向上し, かつ, 音声をより短時間で呈示できることが結果から示された.
著者
宮浦 憲夫 山本 靖典
出版者
北海道大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

イリジウム触媒を用いるC-H結合直接ホウ素化反応を開発した。また触媒的付加・カップリング反応に活性な新規有機トリオールボレート塩を開発し市販した。さらに新規不斉二座ホスホロアミダイト配位子(Me-BIPAM, N-Me-BIPAM)を開発し、ロジウムおよびルテニウム触媒を用いたアリールボロン酸の不斉付加反応を達成した。