- 著者
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             三木 裕和
             
             川地 亜弥子
             
             寺川 志奈子
             
             山根 俊喜
             
             赤木 和重
             
             國本 真吾
             
             越野 和之
             
          
- 出版者
- 鳥取大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2015-04-01 
        研究の目的は、自閉症、発達障害の教育実践における教育目標・教育評価の構造を明らかにすることであった。学校教員と大学研究者の合同研究会を、のべ18日間に渡って行い、数多くの授業実践を検討した。その結果、社会性の障害に対して、社会適応行動の獲得が重視される傾向にあるが、文化、科学の伝達、習得をめざした教材、授業が可能であることが明らかになった。また、人と共感すること、創造的に考えることを教育目標とした授業も多く見られた。強度行動障害についは、自閉症の障害特性に応じた環境が推奨されているが、学校教育全般における、共感的情動体験の蓄積がより有効であると推察された。