著者
齋藤 梓 岡本 かおり
出版者
目白大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究では,性被害後の援助要請行動を促進するため,促進および阻害要因,性被害時の被害者心理等について明らかにすることを目的に,定性的調査および定量的調査を行った.その結果,被害時に身体が動かなくなることや,抵抗できなかったことにより,被害者が自分の身に起きた出来事を被害だと認識することが難しく,相談が困難であることが分かった.本研究の結果から,性被害に直面したときの被害者の状態や被害プロセスについて社会に伝えていき,被害者が自責感を抱かず,自分の身に起きたことを被害だと認識できること,また周囲もそれを被害だと認識できることが重要であると考えられた.
著者
浜崎 隆司 田村 隆宏 吉田 和樹 吉田 美奈 岡本 かおり 安藤 ときわ 倉成 正宗
出版者
鳴門教育大学
雑誌
鳴門教育大学研究紀要 鳴門教育大学 編 (ISSN:18807194)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.25-31, 2012

The purpose of this study is to make a scale of parent−child confidential relationship and to examine the reliability and validity of the scale. 47 items questionnaire survey was administered to 287 university and graduate students. Cronbach's alpha for 7 subscales ranged from .70 to .92, and that showed enough reliability of this scales. The results of correlational analysis of the parent−child confidential relationship with the Parent −Child Relation scales(2 subscales 30 items)by Ochiai and Satoh(1996)suggested that had enough construct validity. Finally, the implications of this study was discussed.