著者
葛西 真記子 CRAIG Rooney S. 岡橋 陽子 伊藤 瑠里子 久保 祐子 戸口 太功耶
出版者
鳴門教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究の第一の目的は、LGBTの青少年に対する支援団体を作り、LGBTの当事者や家族の理解のための支援につながる情報提供やカウンセリングを実施することである。第二の目的は、「LGBTセンシティブ・プログラム」を開発しその効果を検証することである。児童生徒と関わる機会の多い学校現場の教職員や臨床心理士に実践し、LGBTに対する意識向上をはかる。本研究の結果、支援団体の活動により県内外の当事者、支援者が集まり、臨床心理学的支援や情報提供を行うことが可能となった。また、「LGBTセンシティブ・プログラム」の実践によって教員や心理職の意識の変容が見られ、学校現場や臨床現場で適切な対応が可能となった。