著者
本村 猛能 森山 潤 山本 利一 角 和博 工藤 雄司
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.29, pp.310-311, 2013-11-09

本研究は諸外国の中学校,高等学校学習過程における生徒の「自己評価による意識調査」の診断を通して,情報教育の体系化とその学習内容を検討することを目的とする。対象国は,日本と中国,韓国,他の調査により比較検討した。このとき,文科相の評価の観点と併せてブルームの「認知・精神運動・情意」領域の評価の観点とペレグリーノの評価理論も取り入れた。その結果,情報教育の体系化についての認知度や「情報の科学的理解」について韓国が最も有意に高く,イメージは技能習得から知識へと推移している。我が国の情報教育のカリキュラムは,生徒の発達段階に応じた基礎的・基本的な知識の習得をはかる教授法と実習(技能)を取り入れたカリキュラムを検討する必要性があることが示唆された
著者
工藤 雄司
出版者
航空自衛隊幹部学校幹部会
雑誌
鵬友
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.49-51, 1998-09
著者
縣 正樹 臼坂 高司 工藤 雄司
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.30, pp.70-71, 2014-08-09

情報社会の「影」への正しい理解と対処法の習得は,情報社会に主体的に参画するために必要な素養であると言えるが,情報モラルに関する教育は,他の分野より軽視されがちな傾向にある.本研究では,情報モラル教育を行う教科書に記述される単語を,学校種別,出版教科書会社ごとに分析・分類し,体系的な情報モラル教育に資することのできる基礎的資料の作成を行った.共通の単語に着目した分析結果から,中学校「技術料」教科書と高校「情報科」教科書の間には一定の体系性があることが明らかになった.