- 著者
-
布原 佳奈
- 出版者
- 岐阜県立看護大学
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2010
目的:助産診断能力を高める分娩シュミレーションプログラムを開発する方法:助産師学生、助産実習の臨床指導者および教員を対象に、助産実習で困難だったこと、学内演習で強化すべき点について、質問紙調査あるいは半構成的面接を行った。調査結果をふまえて初散布の映像教材を作成した。助産師学生を対象に映像教材を用いた分娩シュミレーションプラグラムを実施後、評価のための質問紙調査を行った。結果:"産婦の健康状態の診断"、"分娩進行状態の診断"、"分娩経過の予測"、"分娩進行に応じた産婦と家族のケア"について、9名全員が本プログラムは役に立つと回答した。結論:本プログラムは産婦をイメージ化しながら、リアルタイムでアセスメントし、助産ケアを考えることができ、助産診断能力が高められることが示唆された。