著者
平本 健二
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.799-808, 2015-02-01 (Released:2015-02-01)
参考文献数
7
被引用文献数
1

日本において情報交換の基盤になるのが,文字情報交換の仕組みである。文字情報基盤は,個人の氏名を正確かつ使いやすく実装する仕組みとして政府が整備してきており,フォントや画数などの文字情報等を,誰でも無料で利用できるように提供している。ツールへの実装,自治体への導入も進み始めており,多くの自治体では,従来もっていた外字の同定作業も実施している。国際標準への対応を進めるとともに,単に文字数を増やすのではなく,JISを活用した日常での簡易な活用方法を提案する等,今後の日本の社会の基盤となる仕組みといえる。本稿では,現在の取り組みとその将来展望について解説を行う。
著者
平本 健二
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.799-808, 2015
被引用文献数
1

日本において情報交換の基盤になるのが,文字情報交換の仕組みである。文字情報基盤は,個人の氏名を正確かつ使いやすく実装する仕組みとして政府が整備してきており,フォントや画数などの文字情報等を,誰でも無料で利用できるように提供している。ツールへの実装,自治体への導入も進み始めており,多くの自治体では,従来もっていた外字の同定作業も実施している。国際標準への対応を進めるとともに,単に文字数を増やすのではなく,JISを活用した日常での簡易な活用方法を提案する等,今後の日本の社会の基盤となる仕組みといえる。本稿では,現在の取り組みとその将来展望について解説を行う。
著者
平本健二
雑誌
デジタルプラクティス
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.52-59, 2012-01-15

CIOは,情報システムのガバナンスに留まらず情報活用全般を担当する.様々な情報が集まり,職員がそれをもとに政策の立案,執行するという経済産業省の組織の特性を考えると,CIOチームにとって,情報システムのガバナンス向上やコスト削減はもちろん重要であるが,情報の価値の最大化,人材の価値の最大化は非常に大きなミッションと言える.一方,行政機関を取り巻く環境は大きく変化してきており,オープンガバメントといわれる国民と一緒に取り組みを行う新しい行政スタイルが模索されてきている.さらに,国民本位の行政サービスを実現するため,情報を軸としたマーケティングの視点が非常に重要となってきている.そこで,国民の声を収集し活用するために,国民と共に職員も参加する電子掲示板を活用し,その意見の情報分析を実施し,さらにその分析方法をソーシャルメディアで流れる情報に適用することで,掲示板などに参加しない国民の意見の分析も実施した.本論文では,その検証の結果を整理し,国民の声を活用した新しい行政モデルとCIOの役割について考察する.
著者
平本 健二 加藤 文彦 越塚 登 萩野 達也
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.54-72, 2018-01-15

2017年9月12日に行われたFIT2017,第16回情報科学技術フォーラムの「オープンデータ活用の最前線─デジタルプラクティスライブ─」におけるパネル討論の内容を記録したものです.
著者
平本 健二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.612-619, 2016-06-15

社会のデータ共有環境として,政府が中心になりは共通語彙基盤プロジェクトを推進している.業種や分野で共通的に使われる語彙やデータ構造を定義するとともに,専門領域の語彙やデータ構造をその拡張として整備できるフレームワークとして開発をしている.また,データは多様な活用ができるようにRDFベースで設計されている.本稿では,共通語彙基盤の取り組みの概要およびその効果,導入を通じて顕在化した課題や解決策,今後の取り組みの方向性について紹介する.