著者
萩野達也 Tatsuya Hagino 京都大学大型計算機センター
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.16-32,
被引用文献数
2

カテゴリー理論的関数型言語は,カテゴリー理論に基づいた関数型プログラミング言語で,カテゴリー理論的に随伴関手を使ってデータ型を定義し,その上でプログラムを書くことができる.この言語では元々定義されたデータ型が存在せず,すべて随伴関手の機能を使って定義される.定義可能なデータ型には,終対象,始対象,積,和,関数型,自然数,有限リスト,無限リスト等がある.また,この言語は,制御構造も元々は定義されておらず,データ型の定義と共にそのデータ型に関する基本演算および制御構造が定義される.そして,プログラムの実行のための計算規則は,カテゴリー理論によって,単純な統一されたものとなっている.
著者
徳田 英幸 追川 修一 西尾 信彦 萩野 達也 斎藤 信男
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第53回, no.アーキテクチャサイエンス, pp.39-40, 1996-09-04

慶應義塾大学環境情報学部における次世代マイクロカーネル研究プロジェクト(MKngプロジェクト)は,1996年から参加企業10社, 3大学とともにスタートした.本プロジェクトは,慶應義塾大学が中心となって開発している分散実時間マイクロカーネル技術,および,IPA開放型基盤ソフトウェア研究開発評価事業「マルチメディア統合環境基盤ソフトウェア」プロジェクトで開発したマルチメディア拡張機能を踏まえ,分散/並列システム,マルチコンピュータシステム,組込みシステム,高速ネットワークシステムやモーバイルシステムに応用するための基盤ソフトウエアとしての次世代マイクロカーネル技術の研究開発,評価,普及拡大を目的としている.また,特に単一プロセッサアーキテクチャだけに依存せず,アプリケーション,ハードウェア,ネットワーク構成など個々のシステム特性に対して,動的に適応可能なカーネルアーキテクチャを研究し,マイクロカーネルによりモーバイルシステムからスケーラブルな並列システムまでを統合した分散コンピューティング環境を実現することが目的である.本論文では,MKngプロジェクトの目的およびプロジェクトの概要について解説する・
著者
Christian Bizer Tom Heath TimBerners-Lee 翻訳:萩野達也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.284-292, 2011-03-15

人間の知的創造物であるコンテンツを,記録し配信するメディアの手段として,今日,IT技術,とりわけインターネットの果たす役割は大きい.その中で,LODが今後メディア業界で担っていくであろう役割を考える.具体的事例として,BBCとThe New York Times が取り組んでいる施策を紹介し,考察する.また,広くメディアの歴史を概観する中で,LODの立ち位置を考える.その過程では,データとしてのコンテンツよりも,それらを「つなぐ」ことに価値があるという世界が明らかになるだろう.筆者らは,データのみならず,アプリケーション,さらに,サービスを「つなぐ」,LOAおよびLOSを提唱したい.
著者
萩野 達也
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1_16-1_32, 1990-01-16 (Released:2018-11-05)

カテゴリー理論的関数型言語は,カテゴリー理論に基づいた関数型プログラミング言語で,カテゴリー理論的に随伴関手を使ってデータ型を定義し,その上でプログラムを書くことができる.この言語では元々定義されたデータ型が存在せず,すべて随伴関手の機能を使って定義される.定義可能なデータ型には,終対象,始対象,積,和,関数型,自然数,有限リスト,無限リスト等がある.また,この言語は,制御構造も元々は定義されておらず,データ型の定義と共にそのデータ型に関する基本演算および制御構造が定義される.そして,プログラムの実行のための計算規則は,カテゴリー理論によって,単純な統一されたものとなっている.
著者
萩野 達也
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1_16-1_32, 1990

<p>カテゴリー理論的関数型言語は,カテゴリー理論に基づいた関数型プログラミング言語で,カテゴリー理論的に随伴関手を使ってデータ型を定義し,その上でプログラムを書くことができる.この言語では元々定義されたデータ型が存在せず,すべて随伴関手の機能を使って定義される.定義可能なデータ型には,終対象,始対象,積,和,関数型,自然数,有限リスト,無限リスト等がある.また,この言語は,制御構造も元々は定義されておらず,データ型の定義と共にそのデータ型に関する基本演算および制御構造が定義される.そして,プログラムの実行のための計算規則は,カテゴリー理論によって,単純な統一されたものとなっている.</p>
著者
平本 健二 加藤 文彦 越塚 登 萩野 達也
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.54-72, 2018-01-15

2017年9月12日に行われたFIT2017,第16回情報科学技術フォーラムの「オープンデータ活用の最前線─デジタルプラクティスライブ─」におけるパネル討論の内容を記録したものです.
著者
立野 広樹 萩野 達也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.86, pp.99-106, 2000-05-18

本研究では、JavaによるTCP / IPプロトコルスタックの設計と実装を行う。Javaでシステムモジュールを記述した場合、Java仮想機械が搭載されているすべてのOSにおいて、即時に実行可能なOSを実現する事ができる。この手法は、プロトコルスタックに限定する必要はなく、その他のシステムモジュールにも適用する事ができる。しかし、この手法には様々な問題点が存在する。まず、Javaはハードウェアへの直接的なアクセス方法を提供していない。また、JavaはC言語の持つ高度なシステムプログラム記述力を持っていない。そのため、制限された記述でどのようにシステムモジュールの設計実装を行うかという点も問題となる。本研究では、これらの問題に対する解決策を提案し、Javaで記述されたプロトコルスタックの設計と実装を行った。また、Javaによるプロトコルスタックの実現可能性と利点、性能の評価を行った。性能を評価した結果、JRE1.2.2上でpingレーテンシ0.62msec.、UDPスループット521KB / sec.といった測定結果を得た。以上の結果により、Javaを用いたシステムモジュールの十分な実現性を示した。