著者
平沢 純一 村上 久幸 田中 幸 木伏 祐治
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.10, pp.1-4, 2010-10-22
被引用文献数
1

音声認識エンジンを用いて音声認識 HMI の製品・サービスを開発するカスタマは,品質 (認識精度) について何をどのようにリクエストしてくるのか?を紹介しながら,音声認識エンジンのベンダはどのような技術サポートを提供することが可能なのか?を議論する.議論のポイントは,「カスタマからの期待」 と 「現在の音声認識技術で可能な技術サポートの現実レベル」 との間に存在する溝を,どのようにして埋めたらよいのか?である.This article describes how customers developing products and services with speech HMI would question and request for speech recognition engine vendors in terms of speech recognition accuracy requirement. It also discusses what types of support speech vendors can provide in response to their requests. The key issue here is to fill the gaps between customers' expectations and what speech vendors could actually provide.
著者
赤羽 誠 水野 秀之 平沢 純一 中嶌 信弥 田中 和世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.94, no.12, pp.1060-1066, 2011-12-01
参考文献数
12

JEITA規格IT-4006「日本語テキスト音声合成用記号」は,テキスト音声合成技術の利用拡大を目的として(社)電子情報技術産業協会(JEITA)音声入出力方式標準化専門委員会において,特定のハードウェアやプラットホームに依存せず,様々なアプリケーションやサービスで汎用的に利用可能な日本語テキスト音声合成用記号として規格化されたものである.本稿では,本規格策定の経緯と位置付けについて概説するとともに,テキスト音声合成用記号の構成とその記述方法について解説する.また,国内外におけるテキスト音声合成技術に関連する規格の動向についても解説する.