著者
諏訪恭平 竹内俊貴 中里直人 谷川智洋 廣瀬通孝
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.715-717, 2014-03-11

高速道路における渋滞時,サービスエリア(SA)に滞在しているドライバにとって,いつSAを出発するかは問題である.そのような場合においてSAの出発時間による運転時間の変化の情報を知ることができれば,ドライバは適切な出発時刻を選択できる.それにより,ドライバにとっては総運転時間や渋滞による苛立ちの減少,SAにとっては活性化や収益増加,ひいては渋滞自体の低減にも繋がると考えられる.本研究では,運転時間の未来予測・提示によりドライバの行動を変化させる手法を提案し,その基礎的な検討を行う.実際に,東名高速道路上り線のSAにおいて被験者にシステムを使用してもらい,SA出発時刻が変化するかどうかを調査した.
著者
上岡玲子 廣瀬通孝 梅田晶子 田中尚文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.39, pp.19-22, 2006-05-03
被引用文献数
6

「時間のつる草」は、日々収集される様々なライフログ(生活や仕事の中のあらゆる情報)を有効に活用するための新しい可視化インタフェースである。このインタフェースでは、時間概念を従来の軸としてとらえるのではなく、「らせん」として捉えなおすことで、大量のライフログから事柄の周期性を発見し、過去の自らの行動の再認識とともに、新たな発見を即すエンターテイメント性のあるインタフェースの実現を目的とした。本論では、時間のつる草のコンセプト、試作システムおよび展示デモについての報告と今後の展望について議論する。The Vines of Time is a new interface developed for visualizing life log, which is a various kind of information collected under the daily life. The feature of this interface is that we don't treat a concept of time as a linear structure but treat it as a spiral one. Therefore the periodicity of the event out of a large amount of life log becomes possible. This makes possible to reconfirm self behavior as well as induce a new discovery by manipulating the interactive interface. This paper discusses the concept of the vines of time interface, the system outline of a prototype system and reports the demonstration and closes future work.