- 著者
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宮崎 正
小浜 源郁
手島 貞一
大橋 靖
高橋 庄二郎
道 健一
待田 順治
河合 幹
筒井 英夫
下里 常弘
田代 英雄
田縁 昭
西尾 順太郎
- 出版者
- 一般社団法人 日本口蓋裂学会
- 雑誌
- 日本口蓋裂学会雑誌 (ISSN:03865185)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, no.2, pp.191-195, 1985-12-31 (Released:2013-02-19)
- 参考文献数
- 20
- 被引用文献数
-
1
昭和56年-57年の口唇裂口蓋裂の発生率について全国15都道府県の1009産科医療機関を対象に調査を行い,以下の結果を得た.1.調査施設における全出産数(死産も含む)は384,230名で,そのうち口唇裂口蓋裂児は701名で発生率は0.182%であった.2.各裂型ごとの発生率は口唇裂0.052%,口唇口蓋裂0.086%,口蓋裂0.037%であった.3.調査地域を東日本と西日本に区分し,地域別発生率を比較すると,西日本の方がやや高率に本症が発生する傾向が見られた.