著者
後藤 隆雄
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.192-196, 1995-06-15
参考文献数
7
被引用文献数
3

<p><tt><b>1995年1月17日午前5時46分に淡路島および阪神問を襲った震度6~7の直下型地震はそこに住む300万人の住民に多大な被害を与えた.被害の内容は死者5000人以上,破壊家屋10万軒以上,避難生活者33万人(ピーク時)文字どおり関東大震災以来の震災となった.地震発生の翌日から活動を開始した筆者が見聞きしたものは,鉄道,道路などの公共施設の破損および電気,ガス,水道,電話などのライフラインの停止によって危機的状況に陥った阪神間の状態であった. 筆者は災害対策本部から発表された地域別の死亡者数などのデータを検討した結果,例えば危機管理マニュアルがまったく作動しなかったことによる死亡者増や住居破壊増があったと思われる.またこれらの地域別データから地域の都市環境の問題(古い木造家屋が多い)も抽出することができたと思われ </b></tt><tt><b>る. </b></tt></p>
著者
Иванов Ю. А. 後藤 隆雄 田中 正義
出版者
神戸常盤大学 :
雑誌
神戸常盤大学紀要 (ISSN:18845487)
巻号頁・発行日
no.5, pp.23-37, 2012

チェルノブイリの立ち入り禁止区域及び退避勧告区域(無条件再定住区域)で、90Sr と137Csの土壌から植物への長期に亘る移動が測定された。本論文では移動の主たる要因を解析した。放射性降下物質(フォールアウト:fall-out)の様々な痕跡に対する土壌中の移動形態、放射性核種の水系での形成過程、放射性核種の垂直方向移動のプロファイル、土壌から植物への放射性核種の移動等について計算した。更に、移動過程のメカニズムを定量的に計算した。
著者
後藤 隆雄
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.47, no.11, pp.809-816, 2000-11-30