著者
戸田 徹子
出版者
山梨県立大学
雑誌
山梨国際研究 : 山梨県立大学国際政策学部紀要 (ISSN:18806767)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.35-47, 2007-03-02

Margaret Ballagh came to Japan in 1861 with her husband James Ballagh, missionary of the Dutch Reformed Church of the United States. She published a book named Glimpses of Old Japan 1861-1866 in 1908. This book is a collection of the letters which she sent to her close friends at home during her first stay in Japan. They show her fresh and genuine response to Japanese people and society. Encountering the turmoil of the last days of the Tokugawa Shogunate, Margaret also gave her own analysis of politics and international relations. This paper surveys the contents of Glimpses of Old Japan 1861-1866 and points out the distinct features of Margaret's observation about old Japan.
著者
戸田 徹子 Donald Davis
出版者
城西国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は米国フレンズ奉仕団の日本ならびに日系人を対象とした活動を解明しようとするものであった。このテーマについては基本的資料の存在が確認されていなかったことから、まず奉仕団本部資料室で所蔵調査を開始。関連資料の概要を把握し、必要な資料を収集した。特に日系人強制収容に関しては多数の資料が存在していたので、資料リストを作成した。また奉仕団が作成したオーラル資料を項目別に整理し、日本語でまとめた。これらの作業と並行して、主要な奉仕団職員の日米交流活動や日系人支援活動を日米交流関係の文献で紹介した。
著者
戸田 徹子
出版者
山梨県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

米国プロテスタント日本伝道に関する事例研究として、キリスト友会フィラデルフィア年会ミッション・ボードの戦間期における日本伝道の方針と活動を検証した。太平洋戦争下における日系人強制収容への抗議活動についてボードの書簡資料を紹介する論文と、同ボードと協力関係にあった米国フレンズ奉仕団の日本との関係-関東大震災時の救援活動、排日移民法と日本人留学生基金、太平洋戦争下での日系人支援活動-を概観し、従来ミッション・ボードが担ってきた活動の一部が国際NGOである米国フレンズ奉仕団の手に移行しつつあったことを指摘する論文を作成した。