著者
新開 純子 宮地 功
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.5-8, 2009
被引用文献数
2

プログラミング教育では,アルゴリズムを作成する能力とプログラム言語で表現する能力を育成することが重要である.特に,アルゴリズムを作成する能力の育成は,問題解決能力の育成になり,重視すべきである.そこで,アルゴリズムを作成するまでのプロセスを重視した教育を行うために開発した学習支援システムを活用して,Cプログラミング入門教育を実践した.実践後,プログラミングに関する力と意識を調査した結果,プログラム作成プロセスに必要な知識と力が有意に向上することがわかった.
著者
新開 純子 早勢 欣和 宮地 功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.224, pp.23-26, 2012-09-29

学習者同士が協調して作問を行う学習活動は,与えられた問題を解くだけよりも学習内容の理解向上に有効とされている.そこで,本研究ではLMSであるMoodle上で,学習者が作問をして,学習者同士が互いに評価する自作の協調的作問環境を活用して,作問活動を取り入れたプログラミング教育を試みた.本稿では.協調的作問環境の概要および授業実践の内容とアンケート調査による学習者の力と意識の変容などについて述べる.
著者
新開 純子 宮地 功
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.129-132, 2011

アルゴリズム教育において,アルゴリズムの原理を理解することも重要であるが,その原理をプログラムとして実現することも重要である.そこで,ソートアルゴリズムを題材にして,アルゴリズムの原理を理解し,さらにプログラム化するためのアルゴリズム構築能力を育成するために,手作業による体験的なアルゴリズム教育を実践した.実践後のアンケート等の調査より,アルゴリズムを作成するカが有意に向上することがわかった.