著者
宮坂 力 近藤 高志 早瀬 修二
出版者
桐蔭横浜大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2019-06-26

鉛を含有しない安価で耐久性に優れる環境適応型のハロゲン化ペロブスカイト材料を創製し、これを用いる光電変換素子のエネルギー変換効率を鉛型のレベルまで高めるための材料組成と製膜技術を構築し、無鉛型ペロブスカイトを用いる光電変換素子を高性能化して実用化を促すことを目的とする。ビスマス、スズ、チタン、銀などの金属カチオンで構成されるペロブスカイト結晶の薄膜を高品質で製膜する方法を溶液法と真空蒸着法の両面から検討し、光物性の計測等をもとに光発電における電荷再結合損失を抑制する組成改良と製膜方法の技術基盤を構築し、光電変換素子の高効率化につなげる。
著者
真島 豊 平岡 俊郎 江草 俊 早瀬 修二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.96, no.30, pp.47-52, 1996-05-07
参考文献数
19

酸素原子でシリコン主鎖を架橋したポリシランは、常温において可視領域でEL発光する。この酸素架橋ポリシラン膜は、前駆体poly(methoxymethylsilylene/phenylmethylsilylene) (PMMS)をキャストして、加熱架橋することにより得られる。ITO/酸素架橋ポリシラン/Al構造のEL素子において、11V印加時に2A/cm^2という比較的大きな電流値が観察された。このEL発光はSi主鎖構造に関連したものと考えられる。