著者
星野 怜旺 椎名 孝之 森戸 晋 今泉 淳
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会誌 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.652-657, 2018-08-15
被引用文献数
1

<p>本研究では,プロ野球において,球団間の未消化試合数の差ができるだけ小さくなるようなスケジュールの作成を目的とする.確定的なスケジュールの作成のみにとどまらず,雨天中止という不確実性を考慮したスケジュールを考える.まず整数計画法によりスケジュールを生成する.そして雨天中止を考慮することにより,球団間の未消化試合数の差の最小化を図る.本研究では,実際の日程と比較して全体の未消化試合数を抑えるとともに,各チームの最大値と最小値の差も抑えることが出来た.これにより,球団間の未消化試合数の差を抑制できた.</p>
著者
國武 悠人 星野 怜
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2022-HCI-196, no.36, pp.1-6, 2022-01-04

VR 技術の進展やメタバースへの注目の集まりにより,法人業務での VR 空間の活用手法が模索されている.しかし,VR 空間での法人業務は会議などにとどまっており,事務的な活動は一度 VR 空間から出て行う必要があるなど現状は多くの課題点を抱えている.そのような中で,VR 空間で法律上の手続を行うことに関する検討を行い,民事訴訟法 228 条 4 項の適用可能性の検討を行うことで遠隔での電子サイン行為,すなわち VR 署名を行い,法人の所轄官庁から有効性を確認するなどの実践を行った.社員総会についても,特定非営利活動推進法及び内閣府ガイドラインに基づき VR 空間での開催を行った.また,VR 署名の応用について,複数の観点から検討を行った.当実践により,議事録署名に留まらない「VR署名」の利用の拡大が見込まれる.