著者
有働 龍一 木次 克彦 北園 優希 山脇 彰 芹川 聖一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.485-486, 2010

駆け込み乗車等により、列車ドアに体の一部や持ち物等が挟まれる事例が多発している。その場合、そのまま発車すると事故に繋がる恐れがある。現在は、駅員の目視による確認等で防止しているが、これらは人間の判断であるため完全ではない。そこで本研究では、レーザ光と受光素子を用いた列車ドアによる挟み込み事故防止システムを提案する。レーザ光をドアの中央上部から下に向けて照射し、ドア下に設置された受光素子で受光する。ドアに物体が挟まった場合、受光素子に照射されるレーザ光が物体で遮断されることで、物体の挟み込みを検知することができる。これにより、目視で確認できない部分も確実に検知し、事故を防止することが可能になる。