著者
木下 康昭 阪本 泰男 佐藤 千明 青木 敏 野本 真一 篠原 弘道
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.204-213, 2002-03-01
被引用文献数
5

ダイヤルアップ時代から常時接続の時代に向け,ラストワンマイルのブロードバンド化がインターネット通信で最大の課題となっている.加入者から集配局に至るアクセス系の伝送媒体と網トポロジーを,電話用対ケーブルを用いるADSL,CATV同軸ケーブル網の利用,アンテナ系を用いる無線アクセス,光ファイバを用いる光アクセスの4種類に分類し,そのブロードバンド化の内外動向と技術課題を横断的に論じた.IT国家基本戦略は,今後の政策課題の実行で十分に達成の見込みである.
著者
原 毅 椛田 茂 六浦 光一 木下 康昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.285, pp.1-7, 2000-09-07

周回衛星を用いて地表の2階層形セル上に、衛星セルをアッパーレイし、海上、山岳地帯や内外遠距離通話の呼量を収容し、全体としてCDMA方式3階層形セルを形成し、グローバル・ローミングが容易なシステムを提案する。地表2階層は、セルラ電話にビル構内コードレス網をアンダーレイする。本研究はビル構内にcdmaOne方式の単体ピコセルを形成させた模擬基地局の構成と伝搬パラメータ測定実験結果について述べる。また、これを用いて、工学部キャンパス内の全てのビルに、全ての内線固定電話を無線化する場合の基地局数と基地局あたりの無線回線数を推計した。