著者
木内 雄二 作左部 剛視 猿谷 修平
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.67, pp.1-6, 1994
被引用文献数
5

It is concidered that the resolution of the CCD imager is limited by Nyquist rate determined as a half of the pixel number of the CCD. High spacial frequency components of the input image above Nyquist rate generate aliasing. The aliasing pattern contains informations of the high frequency components of the input image. Therefore by turning up the frequency components of the aliasing from low to high frequency, the original image can be reconstructed beyond Nyquist rate.
著者
作左部 剛視 木内 雄二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.37, no.9, pp.717-722_1, 1983

直径6μmの微小なピンホールを用いて1インチビジコン形撮像管の走査ビームの電流密度分布を直接測定した.ベストフォーカスしたビームはガウス分布に近く, 静電集束電磁偏向 (SM) 方式より電磁集束電磁偏向 (MM) 方式のほうがスポット径が小さく, ビームの広がりも少ない.G<SUB>2</SUB>に30μmアパーチャーを用いた通常動作の場合, ターゲット上のスポット径の半値幅は20-30μmあり, このスポットに対する物点はG<SUB>2</SUB>のリミティングアパーチャーでなくアパーチャーごしにみたクロスオーバーである.またその半値幅は20μmで, アパーチャーからカソード寄り0.7-0.8mmの位置にあることが明らかになった.
著者
木内 雄二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.16, no.11, pp.650-656, 1962-11-01

格子制御方式の信号変換形蓄積管を小形化し, 蓄積部の背後に二次電子増倍器を備えた蓄積管を試作した.読取り信号が二次電子増倍器で10^4倍くらい増倍できるので1mA程度の出力電流が得られる.同時に出力容量が小さく約3PFなので, 記録した画像を再生するのにはきわめて簡単な増幅器ですむ.また, 小さい読取りビーム電流でも動作するので, イオンスポットによる画像の劣化がきわめて少なく, 2時間以上読取り続るけことができ, 信号対ノイズ比も良好である.この蓄積管の応用としてはテレビ画像の記録や狭帯域伝送, あるいはオシロの波形の記録などが考えられるが, 管自身が小形で回路も簡単化できるので, 非常に小形の装置にまとめることができる.一つの応用例として, シンクロスコープのアダプタとして波形の記録装置を作った結果では, 最大書込み速度10km/秒で10時間以上再生し続けることができたが, この値はさらに向上できるものと思われる.