著者
木田 敦子
出版者
東京女子大学
雑誌
日本文學 (ISSN:03863336)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.145-160, 1995-09-30
著者
尾田 友紀 林内 優樹 藤野 陽子 松本 幸一郎 安坂 将樹 吉田 啓太 好中 大雅 和木田 敦子 入舩 正浩 岡田 貢
出版者
一般社団法人 日本障害者歯科学会
雑誌
日本障害者歯科学会雑誌 (ISSN:09131663)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.419-425, 2016 (Released:2017-06-30)
参考文献数
26

自閉症スペクトラム障害患者に対し全身麻酔下歯科治療を行った直後から,自傷行為とてんかん発作が増悪した症例を経験したので報告する.症例:36歳男性.障害:知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害,てんかん.主訴:最近歯の痛みが原因ではないかと思われるパニックが起きるので診てほしい.既往歴:近くの総合病院の歯科で定期的にブラッシングなどの口腔ケアは受けていたものの,歯科治療経験はなかった.幼少期より爪で歯肉をひっかくなどの自傷行為がみられ,歯肉には退縮が認められた.現病歴:初診2~3カ月前より,露出した根面を介助磨きする際に患者が嫌がりパニックが起きるようになったため,入所先の職員と両親が歯科的精査を希望し,当科を紹介された.現症:全顎的に頰側歯肉が著しく退縮しており,その退縮が根尖部にまで及んでおり,治療が必要な歯が多数認められた.経過:複数歯の治療が必要なこと,現在痛みがあると思われること,居住地が遠方であること,歯科治療に対する恐怖心が強いことなどの理由から全身麻酔下歯科治療(2泊3日)を行うこととした.入院中の経過は順調であったが,入所施設に帰宅した直後より,自傷行為の増加や多飲行為による低ナトリウム血症の発症,その結果てんかん発作が頻発したため,近郊の総合病院に緊急入院した.退院後,自分で飲水ができないよう入所施設において環境整備を行うことにより,次第に自傷行為は減少した.現在は,メンテナンスのため当科に定期的に来院している.
著者
西野 文人 落谷亮 木田 敦子 乾 裕子 桑畑 和佳子 橋本 三奈子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.21, pp.95-102, 1998-03-12
被引用文献数
7

新聞における企業活動に関するの記事など事象が明確に記述される文書では、情報抽出における抽出精度の向上や処理の複雑さを低減するために、事象構造の制約により名称抽出などの部分構造抽出を行なうのが効果的と考えられる。このようなに考えに基づき、トップダウン処理のパターン解析により事象構造を決定し、事象構造を制約として名称認識を行ない,さらには実世界との対応付けを行なうシステムを作成した.このシステムを用いて新聞の組織合併情報,新製品情報からの情報抽出の実験したところ,組織名適合率80?90%,合併事象の抽出率55?715%を得た.The information on the event structure improves the quality of information extraction and reduces the complexity of the process for the documents that express the events clearly, such as newspaper articles on corporate activities. We developed an extraction system that generates event structures by the topdown pattern analysis and extracts named entities based on the restriction given by the event structures. After the pattern analysis, the system relates the extracted entities with the real world entities. An experiment of extraction from news articles on corporate mergers and new products shows 80-90% precision for the name of organizations and 55-75% precision for the merger events.