著者
杉本 貴志
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.270, pp.26-29, 1999-04

■飲食店をはじめとする商業空間のプロデューサーとして,息長く活躍している杉本貴志氏は「大繁盛させようとか,いかにしたら儲かる店にできるかと考えて店を作ったことは一度もない。それが長続きできた秘密かも知れない」と,意外とも思える発言をする。■その根拠は「大量生産・大量消費に価値を求める時代ではなくなったから」。
著者
杉本 貴志
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

現在急速に事業の統合・広域化を進める消費者生活協同組合がいかなる課題を抱えているか、日本とイギリスの生協について現地調査と理論的考察を進めることにより、「非営利・協同」の事業体として独自の存在意義を訴えることに成功することができたならば、こうした統合化は流通業界におけるユニークで強力な事業体に生活協同組合を発展させ得るものであることを確認することができた。しかしそれは同時に、組合員の「参画型民主主義」という生協本来の価値を揺るがしかねないものでもあって、その解決のためには「ステークホルダー民主主義」のモデルを模索し、確立することが、今何よりももとめられていることを論じ、考察した。