- 著者
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杉村 暢二
- 出版者
- 公益社団法人 日本地理学会
- 雑誌
- 地理学評論 (ISSN:00167444)
- 巻号頁・発行日
- vol.45, no.4, pp.283-296, 1972
- 被引用文献数
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歩行者通行量の多少は,概して,「通り」の地価に反映し,専門店・高級文化品店・百貨店などをはじめ,その他の商業施設,娯楽施設および主要駅などに影響されるぼかりでなく,市街地内の機能地域や都市地域をとりまく後背地域などによっても規定されるところが大きい.<br> ここでは,歩行者通行量をとりあげ,まず中心商店街の歩行者数とそのパターン,歩行者数のピークとその流動状況などにふれた,その後,中心商店街の性格を歩行者通行量に対する都市人口および後背地を含めた広域都市人口,平日対休日の割合,時間帯毎の変化,男・女別の構成比などから検討し,中心商店街として,ふさわしいタイプなどを求めた.<br> さらに・中心商店街の性格の1つである時間帯毎の変化によって,18都市の中心商店街のタイプづけを行ない,それらのパターンから,ショッピング・センターの類型にまでふれた.