著者
上村 睦美 久保 元子 伊藤 恭子 阪東 健司 桑山 直人
出版者
日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.385-388, 2002-10-01 (Released:2009-03-27)
参考文献数
5

集中治療室と一般病棟という2つの異なる職場環境における新卒,新任看護師を対象に,気分・感情の変化をprofile of mood states (POMS)を用いて経時的に調査,検討した。20~29歳の健康成人女性のPOMSの結果と比較すると,集中治療室勤務の新人看護師は,調査期間中,常に高い「緊張・不安」状態であった。これに対し,一般病棟勤務の新人看護師は調査期間中,健康成人女性に比べ,常に過度の「疲労」「混乱」を感じており,両者に差がみられた。当施設においては,一般病棟新人看護師のほうが,集中治療室看護師よりも疲労感が強く,怒りを表出できない抑うつ状態であり,精神的に疲弊した状態であることが明らかになった。
著者
新家 光雄 仲井 正昭 劉 恢弘 稗田 純子 趙 研 東 健司 上杉 徳照 石本 卓也 今野 豊彦 佐藤 和久 赤堀 俊和
出版者
名城大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

β型低弾性率Ti-29Nb-13Ta-4.6Zr合金(TNTZ)およびTi-Cr系合金につき、特にユビキタス元素である酸素(O)に注目し、従来では脆化をもたらすと考えられてきた高O濃度としたり、CrおよびO量を制御することにより、ω相、α”マルテンサイトあるいは双晶を適切に誘起すること、さらには超塑性歪加工、微粒子衝突やキャビテーションピーニングを施すことにより、両合金の高強度・高延性化、高疲労強度化、自己ヤング率調整機能の付与を達成した。TNTZでは、単結晶を用いて変形挙動を解析し、同合金単結晶が塑性的には異方性を示す、弾性的には等方性を示すことを見出した。