著者
林 左和子 ハヤシ サワコ Sawako HAYASHI
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 = Shizuoka University of Art and Culture bulletin
巻号頁・発行日
vol.16, pp.71-78, 2016-03-31

「布の絵本」は「絵本」+「遊具or 教具」であるといわれる。図書館資料としての「布の絵本」を考えた時、必要な要素は何であるかを、「絵本」としての要素と「遊具or教具」としての要素にわけて考えた。 「絵本」を考えた時、市販されている絵本は様々な人がかかわって生み出されたものであることが重要な要素の一つであると考えた。図書館員は、製作者と利用者をつなぐ、編集者としての役割を果たすことができる。そのためには、それぞれの利用者の反応を知り、さらに図書館間での情報共有にも努める必要がある。それによって、「布の絵本」をさらに発展させることができると考える。 "Clothe picture book" is "picture book" and toy (or teaching material) for children with disabilities. I discuss a requirement of a "clothe picture book "for library materials. As one of the elememts of picture book is product of collaboration. It is able to play a role of editor for librarian. Then librarian make an effort to watch a reaction of user. I think that cumulated knowledge of librarian is support to development "clothe picture book".
著者
野村 卓志 林 左和子 岡田 建志 ライアン ジャック 井出 直樹 ノムラ タカシ ハヤシ サワコ オカダ タケシ ライアン ジャック イデ ナオキ
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要
巻号頁・発行日
no.19, pp.151-156, 2019-03-31

図書館にeBookサービスを導入することにより、図書の貸出等の管理を容易にし、さらに利用者の利便性を上げる効果があるとされている。本学図書館へのeBook導入へ向けての試行として、eBookを複数の講義で学生に利用させた上でアンケート調査を行った。eBookは2社のシステムを利用し、その比較を行った。他大学の事例と比較しつつ、本学の図書館にeBookサービスを導入するときの特徴や問題点、さらに講義環境に求められる特性について論じた。
著者
古瀬 敏 林 左和子 河手 太士
出版者
静岡文化芸術大学
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 (ISSN:13464744)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.163-166, 2012

大学教員は研究・教育その他さまざまな活動を行っており、その成果として多くの知的生産物が生み出されている。しかしながら、そうしたものは大学において生み出されたにも関わらず、個人の成果としてしか検索できない状況が続いた。それらを組織としての成果物として、大学が対外的に体系的に提供しようという試みがしばらく前から行われている。それが「学術機関リポジトリ」と呼ばれるものである。ここでは、本学においてその構築の仕組みを検討した結果を報告する。なお、本検討は、平成22 年度・23 年度の2 年間にわたり学長特別研究として行った。