著者
榎田 修一 林 豊洋 久保 登 北島 創 片山 硬 江島 俊朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.58, pp.35-40, 2007-05-17
被引用文献数
3

本論文ではパーティクルフィルタを用いたドライブレコーダ記録動画像中の先行車追跡手法を提案する.動画像中から先行車両の全体が捉えられた任意の1フレームを抜き出し,オペレータにより先行車両の外接矩形(追跡参照領域)を指定した後,他フレームについても先行車両の外接矩形(追跡対象領域)を自動的に抽出する.特に,パーティクルフィルタにおける幾何モデルの設計に注目し,テクスチャに基づく幾何モデル,ならびにHaar-Like特徴に基づく幾何モデルを比較検討する.結果,2つの幾何モデルから算出される尤度を組み合わせることで隠れが発生した際の追跡精度向上が確認された.
著者
瀬戸 佑香里 林 豊洋 榎田 修一 江島 俊朗
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.416, 2009 (Released:2011-01-20)

近年,交通事故の記録装置としてドライブレコーダが注目されている.記録動画像における走行可能領域認識は,収集される膨大な事故動画像の効率的な解析を実現する上で重要な技術である.一般的な車線検出にはHough 変換が用いられるが路面標示や破線の影響を受けるため,ノイズを十分に除去し直線の情報量を増やす必要がある.本研究では動画像でのHough 変換線抽出の前処理として,Harrisオペレータによるエッジ抽出法と時系列情報により作成した時間平均画像を用いて路面標示の影響を除去し破線を補うことで,車線境界線を検出し自車両の走行道路領域を推定する手法を提案する.