著者
柳 久雄 山下 兼一 冨田 知志
出版者
奈良先端科学技術大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

DBR 共振器やフォトニック結晶を組み込んだ面発光型有機レーザーを作製し、色素ドープポリマーやπ共役系ポリマー薄膜が示す誘導共鳴ラマン散乱を共振器モードにカップリングさせることにより、光励起下において高利得のラマンレーザー発振を実現した。また、電流励起有機レーザーへの展開を目的として、液晶性π共役ポリマーを用いてアンビポーラ特性を有する電界効果型発光トランジスタを作製し、交流ゲート電圧駆動下において、電界発光を得ることに成功した。
著者
倪 静萍 鍛冶 弘一 柳 久雄 上田 裕清
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.96, no.143, pp.65-70, 1996-07-05

100℃に保ったKBr上に蒸着したMe-PTC膜は互いに直交する短冊状結晶から形成され、Me-PTC結晶は基板結晶と[100] (001)_<Me-PTC> &parsl; [110] (001)_<KBr>の関係で配向成長した。このKBr上のMe-PTC配向膜を基板として室温でCuPcあるいはVOTPPを蒸着すると、Me-PTCの短冊状結晶上にCuPcの針状結晶あるいはVOTPPの矩形状結晶が形成した。CuPcおよびVOTPP結晶はMe-PTC膜上で[010] (001)_<CuPc> &parsl; [100] (001)_<Me-PTC>および[100] (001)_<VOTPP> &parsl; [100] (001)_<Me-PTC>の関係でヘテロエビタキシャル成長した。