著者
柴田 昌宏 台良 剛 上野 晴樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.436-437, 1997-09-24
被引用文献数
1

知識ベースシステムの開発, あるいは知識工学の分野において, 対象となる問題領域の専門家(エキスパート)の知識をどのような形式で表現するかという知識表現(Knowledge Representation)の問題は, 知識の獲得・利用と並ぶ問題解決上の最重要課題の一つである。当研究室では, M.Minskyにより提案されたフレーム理論に基づく知識表現方式を採用した知識工学環境ZEROの研究, 開発および, その利用を進めている。ZEROはこれまで, InterLisp環境やCommomLisp環境およびC++において実現され, 知的プログラミング環境INTELLITUTORや, 自律型人型知的サービスロボットHARISをはじめとした様々な応用に用いられている。C++版のZEROは, CやC++で記述された手続きやオブジェクトと, 知識ベースとしてのフレームシステムを融合する, という要求を満たすために, フレームシステムと類似点を持つC++によってインプリメントすることで, 実用性の向上を実現したシステムである。ただし, 94年度に開発されたこのC++版のZEROは, いくつかの理由から部分的な利用にとどまっている。本報告におけるZEROシステム (以下, ZERO++と記す)は, 94年度に開発されたC++版のZEROに改良を加え, 設計方針とそのモジュール構成を明らかにし, さらなる改良をしやすくすることがその目的である。また, 現在我々が開発中であるロボットシステムは, C++版ZEROの本格的な応用システムであり, このシステムが本来必要としている, 複数モジュールからの単一知識ベースの共有, 実行時の並列動作といった機能をZERO++で実現することもその大きな目的の一つである。本研究の目的をまとめると主に次の4つである。● インタフェースと知識表現の分離率, ● ネットワーク化による資源の共有と並列処理事, ● 分散環境化, ● 自律型人型知的サービスロボットHARISのソフトウェアプラットフォームとしての利用, なお, ZERO++は, Sun WS上で, X-Windowシステム(XllR6)とGNU g++を用いて開発している。
著者
後藤 隆洋 小池 正人 柴田 昌宏
出版者
甲子園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

植物化学物質の中で効果の期待できる赤ワインポリフェノールのレスベラトロール(RSV)に限定して、その影響を老化促進マウスP10(SAMP10)の神経細胞と肝細胞及びラットの培養神経細胞(PC12細胞)で解析した。RSV投与で老齢SAMP10の神経細胞の変性度が減少したが、肝細胞でより明確な細胞老化/変性の改善効果がみられた。培養細胞での直接作用で、RSVがミトコンドリアとオートファジー(自食作用)を活性化することにより細胞寿命の延長に貢献することが示唆された。