著者
栗田 崇徳 井手口 哲夫 田学軍 奥田 隆史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.231-236, 2008-02-27
参考文献数
6

近年、公衆無線LANを利用したインターネット接続が普及してきている。しかし、その利用エリアは限られたものとなっており、携帯電話のようにどこでも利用できるものではない。この利用エリアを拡大する方法として、アドホックネットワークによる中継機能を利用して、利用エリア外のノードが利用エリア内のノードに中継してもらうことが挙げられる。そこで我々は、アクセスポイントに接続するためのアドホックネットワーク専用のルーティングプロトコルA^2P^2(Ad hoc based Access Point Protocol)を提案している。本稿ではA2P2において中継ノードをhop数や配下ノード数から総合評価して選定する手法を提案し、計算機シミュレーションにより評価を行う。Recently, internet access using the public wireless LAN is widespread. However its service area is limited and isn't able to use anywhere like the cellular phone. As a potential method, Ad hoc networks can be used for expanding this area. Basing our research work of A^2P^2 (Ad hoc based Access Point Protocol), in this paper, we propose the selecting method of relay node with A2P2. And we evaluate the performance of A2P2 using a computer simulation.