著者
福井 綾子 奥田 隆史 井手川 哲夫 田学軍
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.17, pp.149-152, 2008-03-06
被引用文献数
1

ここ数年,消費者発信型メディア (CGM) と呼ばれるサービスが急速に普及した.我々は,インターネットを介して個人の所有情報を他者と共有可能となり,情報が広く,高速に伝播される環境を手に入れた.我々の環境の変化は,"検索"と"共有"という行動を含む AISAS と呼ばれる行動パターンを発生させている.この行動パターンにより,検索行動を起こす消費者から特定サイトへアクセスが集中し,インターネット回線やサイトへ想定外の負荷がかかる場合がある.そこで本研究では,消費者の検索行動が情報ネットワークリソースへ与える影響を考察するために,(1) 消費者間のヒューマンネットワークを考慮した情報伝播過程の表現,(2) (1) がネットワークに与える負荷の分析,を行う.Consumer Generated Media (CGM) describes a variety of new and emerging sources of online information that are created, initiated, circulated and used by consumers intent on educating each other about products, brands, services, personalities and issues. CGM refers to any number of online word-of-mouth vehicles, including but not limited to: consumer-to-consumer e-mail, postings on public Internet discussion boards/forums, Usenet newsgroups, consumer ratings web sites or forums, blogs, social networking web sites and individual web sites. Once a web site gets the top rating by the online word-of-mouth, the number of accesses to the web site increases rapidly and then causes congestion phenomenon and then the site to shut down. In this paper, the authors present a prediction method of the effect of on-line word-of-mouth on nformation network resources.
著者
卜部静香 奥田隆史 井手口哲夫 田学軍
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.371-372, 2011-03-02

近年,電気自動車が注目されている.電気自動車が普及するためには,ガソリンスタンドに相当するようなEV(Electric Vehicle)ステーション等のインフラが必要である.<br /> EVステーションには,電気自動車のバッテリー充電設備と,バッテリー交換設備が備えられている.バッテリーの充電には多大な時間を要するため,適切な充電設備を設置しないと,EVステーション内で車の混雑が発生する可能性がある.また,交換設備を建設するためには,多大なコストとスペースが必要になるため,エリア内の適切な交換設備数を明らかにする必要がある.そこで本研究では,EVステーションを待ち行列モデルを用いて表現し,EVステーション内のニ種類の設備の最適数を検討する.
著者
清水悟 奥田隆史 井手口哲夫 田学軍
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.191-192, 2012-03-06

企業が生き残るためには,組織的知識創造を効率的におこなう必要がある.そのためには,知識創造に適した組織を設計する必要がある.これまで,組織設計を科学的に決定する手法は存在しなかった.そこで,本研究では効率的な組織的知識創造のための組織設計手法を提案することを目的とする. 本研究では,組織構成員をエージェントとして,組織設計をマルチエージェントシステムで表現している.各エージェントは,ソーシャル・キャピタル(紐帯,人脈),消費者価値観分析モデル(4Cs)により表現される. また,4Csを開発したヤング&ルビカム社は,世界各国で消費者分析をおこなったデータを公開しており,本研究でもこれを利用して,日本と世界各国との組織的知識創造の効率性を比較する.
著者
卜部静香 奥田隆史 井手口哲夫 田学軍
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.371-372, 2011-03-02

近年,電気自動車が注目されている.電気自動車が普及するためには,ガソリンスタンドに相当するようなEV(Electric Vehicle)ステーション等のインフラが必要である.<br /> EVステーションには,電気自動車のバッテリー充電設備と,バッテリー交換設備が備えられている.バッテリーの充電には多大な時間を要するため,適切な充電設備を設置しないと,EVステーション内で車の混雑が発生する可能性がある.また,交換設備を建設するためには,多大なコストとスペースが必要になるため,エリア内の適切な交換設備数を明らかにする必要がある.そこで本研究では,EVステーションを待ち行列モデルを用いて表現し,EVステーション内のニ種類の設備の最適数を検討する.
著者
栗田 崇徳 井手口 哲夫 田学軍 奥田 隆史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.231-236, 2008-02-27
参考文献数
6

近年、公衆無線LANを利用したインターネット接続が普及してきている。しかし、その利用エリアは限られたものとなっており、携帯電話のようにどこでも利用できるものではない。この利用エリアを拡大する方法として、アドホックネットワークによる中継機能を利用して、利用エリア外のノードが利用エリア内のノードに中継してもらうことが挙げられる。そこで我々は、アクセスポイントに接続するためのアドホックネットワーク専用のルーティングプロトコルA^2P^2(Ad hoc based Access Point Protocol)を提案している。本稿ではA2P2において中継ノードをhop数や配下ノード数から総合評価して選定する手法を提案し、計算機シミュレーションにより評価を行う。Recently, internet access using the public wireless LAN is widespread. However its service area is limited and isn't able to use anywhere like the cellular phone. As a potential method, Ad hoc networks can be used for expanding this area. Basing our research work of A^2P^2 (Ad hoc based Access Point Protocol), in this paper, we propose the selecting method of relay node with A2P2. And we evaluate the performance of A2P2 using a computer simulation.