著者
根本 雅也
出版者
松山大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2020-07-30

戦争体験を継承することは、日本社会の課題として頻繁に言及され、多種多様な実践が行われている。しかし、注目を集めるのは意識的な継承活動であり、自然発生的に語り継がれる「継承」はこれまであまり省みられていない。本研究では、戦災にまつわる心霊・超常現象を戦争体験が語り継がれる一形態として捉え、それらを掘り起こすことを試みる。これらの心霊・超常現象の語りの考察を通じて、体験者による証言や教育とは異なる「戦争体験の継承」のあり方を探る。
著者
松尾 浩一郎 根本 雅也 小倉 康嗣 清水 もも子 後藤 一樹 土屋 大輔 福山 啓子 岩舘 豊 加藤 旭人 鈴木 雅人 長峯 ゆりか
出版者
帝京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、原爆投下日である8月6日の広島平和記念公園という象徴的な時間と空間に着目し、ビジュアル・エスノグラフィの手法を用いてその包括的な記録と分析を行った。本研究から明らかになったことは、8月6日の平和記念公園では、広島における原爆被災とその後の復興の過程が、きわめて多様なやり方で受け止められているということである。原爆という一つの出来事を受け止めるにも、お互いに鋭く対立しあうような複数の立場性がある。それらが一つの時空間のなかで「共存」しているありさまを、映像データを駆使して明らかにした。