著者
桑原 直巳 黒住 眞 川村 信三 夏秋 英房 川本 隆史 根占 献一 高祖 敏明 ウセレル アントニ 島村 絵里子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

イエズス会の修道会としての特質は国家の枠を超える国際的視点にある。また、その人文主義的な教育、就中修辞学教育の伝統は、直面する社会的現実に対して柔軟に対応する体質をもたらしている。本研究の結果、こうしたイエズス会の特徴が多様な文化と対話する基本姿勢をもたらしていることが明らかになった。第二バチカン公会議以降の今日、イエズス会を中心とするカトリック系人文主義教育は、社会正義の強調という方向を打ち出している。この方向は、グローバル化が進展しつつあり、移民の増加、地球レベルでの経済格差の拡大といった問題に直面している現代社会に対して様々な示唆を与えることが明らかになった。
著者
桑原 直巳
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

西欧における初等・中等学校の成立に際しては近代、カトリック修道会、特にイエズス会などを初めとする活動修道会(教育修道会)の役割は決定的であった。本研究では、従来我が国ではあまり顧みられなかった修道会の設立による初等・中等学校における教育活動およびその基盤としての修道霊性について、その倫理学的・倫理思想史的な意味を明らかにし、世俗的な「公教育」における道徳・倫理教育およびその理念との比較研究を行った。