著者
古井 仁哉 南葉 正浩 平森 洋一 松内 一雄 恩田 昌彦 山岡 祐一郎 Lutz Thorsten Funk Peter
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2002, no.3, pp.339-340, 2002-09-20

We examined the drag and thrust efficiency of two airship models with a stern propeller. There is a interaction between the airship hull and the propeller. To obtain an understanding of the interaction, we measured the form drag of the airships with and without a propeller, and calculated the propeller efficiency and the total efficiency of airships. We also compared the results for two airships. Furthermore we carried out inviscid computation for the effect of the propeller on airship efficiency. It was clarified that there are two patterns for the direct effect of the propeller on the pressure on the hull surface. One is good for the airship hull and the other is undesirable.
著者
森 洋一 中澤 港
出版者
Population Association of Japan
雑誌
人口学研究 (ISSN:03868311)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.27-39, 2003-11-30 (Released:2017-09-12)

本論文は,ヒトの死亡についての新しいモデルを提示し,これが100を超える生命表に適合することを示すことで,その有用性・理論的重要性を示すものである。ヒトの死をモデル化するには,2つの競合するゴールがあるように思われる。現実の生存曲線を記述することと,病因論的な変数で死亡を説明するごとである。これまでは,この2つのゴールを1つのモデルで達成したものはなかった(Woodら,1992)。Gavrilov and Gavrilova (1991)の雪崩モデルにヒントを得て本論文で構築した単純な病因論的モデルは,これら2つのゴールをともに達成したと考えられた。フランス,日本,スウェーデン,米国の生存曲線に対して,このモデルを最小二乗法で当てはめたところ,最適なパラメータの場合にはきわめて良い適合が得られ,しかも日本についてみると,これらのパラメータは,現実の歴史的変化を十分に説明していることが示された。
著者
大森 洋一 荒木 啓二郎
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.18-28, 2010-12-10

形式的な論理に基づいたモデルベース開発は,上流工程からソフトウェア品質の向上に有用なさまざまな数理的検証を可能とする.しかし,システム開発における仕様記述のほとんどは自然言語により行われており,形式モデルへの変換が必要である.我々は,自然言語による要求あるいは仕様の記述から形式的なモデルの要素となるキーワードを抽出し,それらの関連を特定するという,よく知られた手順をより精密に定義し,この手順を効率的にサポートするツールを開発した.自然言語記述と形式モデルを対応づけることによって,解釈の一意性と記述の柔軟性を両立させることができる.開発したツールを活用した検証では,自然言語による仕様記述に対して,用語や表記のゆれといった言語的な品質から,記述不足や多義的な用語といった解釈に関する問題まで幅広く改善できることを示すとともに,より高度な自動変換に向けての課題を明らかにした.