著者
厚坊 浩史 森川 優香 住田 千明 渡辺 晋吾 東 陸広
出版者
近畿大学臨床心理センター
雑誌
近畿大学臨床心理センター紀要 = Bulletin of center for clinical psychology Kinki University (ISSN:21868921)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.159-170, 2013-11-01

[要約]こころのSOSサポートネットは、自殺予防活動を行うゲートキーパーの養成を目的として、2010年に和歌山県で設立された。活動開始後、和歌山県における自殺者は低減しており、ゲートキーパー養成の意義があることが窺える。一方、本養成講座が自殺者数減少に直結するというエビデンスは証明できていない。しかし希死念慮を持つ1 人の人を救うことは、地道な作業が必要である。様々な立場で今、出来る事を頑張っている団体や個人とコラボレーションを行いながら、今後も活動を継続したいと考えている。 [Abstract] The SOS Support Net of the Heart was established for the purpose of the training of a suicide preventive active gatekeeper in Wakayama at 2010. After an activity start, the suicidal attempt in Wakayama decreases and it is indicated that the gatekeeper training is important. On the other hand, I cannot prove the evidence that this training lecture is directly connected to for number of the suicides decrease. However, it needs steady work to save one person with a suicidal idea. I want to continue activity in future now in various situations while performing collaboration with a group and an individual trying that I can do it hard.
著者
森川 優 中西 波瑠 稲村 直樹 近藤 伸明 小渕 浩希 大澤 輝夫 松原 崇 上原 邦昭
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.2A401, 2018

<p>海上気象観測は安全な航海に不可欠であり、日本では一般船舶において観測結果を気象庁に報告することが求められている。しかし、雲の観測は気象測器での自動観測が困難なため、画像から自動識別する要求が生じている。これまで多くの研究で雲の種類(雲形)と雲量の分類に取り組まれてきているが、日本の海上気象観測で必要となる雲の状態までは研究されていない。そのため当研究では雲の雲形と状態を分類するための機械学習システムを開発した。まずはじめに全天球画像を撮影してデータサンプルを収集するための撮影デバイスを開発し、雲の層(下層、中層、上層)ごとに雲形と状態をラベル付けした。このデータセットをもとに、深層畳み込みニューラルネットワークを構築し、ResNet50学習モデルをfinetuningして分類した。結果として、雲形・状態ともに0.9を超える精度を達成した。</p>
著者
吉田 衣里 森川 優子 仲野 道代
出版者
日本小児血液・がん学会
雑誌
日本小児血液・がん学会雑誌 (ISSN:2187011X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.235-238, 2018 (Released:2018-10-27)
参考文献数
18

小児の悪性腫瘍の代表的な疾患である白血病あるいは固形腫瘍である横紋筋肉腫や髄芽種のうち,重度でステージが高く重症な症例においては放射線治療や大量化学療法に続き,その後に生じる造血機能不全を補うために造血幹細胞移植を行うケースが多い.造血幹細胞移植の際には,化学療法,免疫抑制剤,放射線治療を行うために,好中球がほとんど存在しない状態となり,口腔内には口腔粘膜障害が発症するリスクが最も高い.口腔粘膜障害の症状としては,発赤,出血,口内炎,潰瘍,および口角炎などがみられ,重度なものでは開口障害を生じる.口腔粘膜障害の治療としては対症療法が主となるが,周術期において早期に歯科的介入を行うことにより,症状を軽減させることが可能である.そのため,患者および保護者に口腔ケアの重要性を理解してもらうことが重要である.口腔ケアとしては,ブラッシング,含嗽,および保湿が挙げられる.さらに口腔粘膜障害は一旦消失しても慢性的に口腔内粘膜に拘縮が生じ,刷掃困難や唾液の減少による口腔内乾燥等が生じることが多くみられ,重度齲蝕や歯周病の発症がみられることもある.そのため小児においては,周術期の口腔ケアのみならず,長期にわたるフォローアップが重要である.