著者
吉城 秀治 辰巳 浩 楠田 寛人
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.646-653, 2022-10-25 (Released:2022-10-25)
参考文献数
17
被引用文献数
1

近年、SNSの普及が目覚ましく、幅広い年齢層で利用されている。そのSNSの特徴の一つとして口コミの効果の高さがあげられ、口コミが人々の行動に及ぼす影響は極めて大きい。企業においてもSNSを活用したマーケティングが進んでおり、SNSは人々の消費、ひいては回遊、来店行動に大きく影響しているものと言える。 そこで本研究では、個人属性や同伴状況を考慮した上で、中心市街地における来店行動とSNSの利用の関係を明らかにしてきた。その結果、SNSの利用、特に情報発信を伴うことによって、目的地を定めないぶらりとした来店から、目的地を定めた目的型の来店になる傾向にあり、そこで時間やお金を消費する傾向にあること等が明らかになっている。
著者
三木 康明 楠田 寛 上西 裕之 魚橋 武司 堺 俊明 Yasuaki Miki Hiroshi Kusuda Hiroyuki Uenishi Takeshi Uohashi Toshiaki Sakai 魚橋病院 魚橋病院 魚橋病院 魚橋病院 魚橋病院 Uohashi Hospital Uohashi Hospital Uohashi Hospital Uohashi Hospital Uohashi Hospital
雑誌
藍野学院紀要 = Bulletin of Aino Gakuin (ISSN:09186263)
巻号頁・発行日
vol.21, 2008-03-31

本研究では,男女が合同して作業療法を行なうことにより,患者がどのような影響をうけるかを検討した。開始直前と開始後3ヶ月後に,PANSSとRRSを用いて,評価したところ,「社会参加の広がり」,「外見への配慮」に関する項目では,女性に顕著な結果が現れた。このような変化は男女合同プログラム実施によって,社会性の獲得に影響を与えることが示唆された。この様な変化の理由としては,男女合同プログラム開始以前の女性患者は病棟外での活動が少なかったため,男性より外部刺激に曝されることが少なかったことが大きな理由であると考えられた。また,プログラム実施において女性の参加率の偏りが見られた。これについては(1)男性への拒否感,(2)参加の場所(男性病棟)が原因と考えられた。これらを改善することと,ストレスへの耐性を高める関わりが必要と考えられた。