著者
樋口 直宏
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (教育学) 学位論文・平成24年7月25日授与 (乙第2610号)
著者
樋口 直宏
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.103-111, 1995-03-20
被引用文献数
10

本研究の目的は,授業中の予想外応答場面において,教師の予想水準に対する児童の応答の違いによって,教師がどのような意思決定を行うのかを明らかにすることである.教師の予想水準および児童の応答に対する教師の対応行勤にもとづいた予想外応答場面の分析カテゴリーが開発されるとともに,小学校国語科の授業が事例として分析された.本研究の結果は,次の通りであった.(1)児童の応答が教師の予想水準以上の場合には,教師は児童の応答に同意したり,他の児童に指名を続け,指導計画を大きく変更しない.予想水準以下の応答の場合には,教師は児童に意見の修正を求めたり,否定するといった計画の変更を行う傾向がある.(2)予想外応答場面における教師の意思決定には,学習指導案における教師の意図が影響を及ぼす.予想水準以上の応答の場合には,指導計画を変更する必要に迫られない一方,予想水準以下の応答の場合には,児童の応答を教師の解釈に近づけようとする意思決定が働く.
著者
樋口 直宏 石井 久雄
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007 (Released:2007-04-01)

本研究では、小中一貫教育における4-3-2学年制が児童生徒の学力および態度形成にどのような影響を及ぼすかを明らかにした。そのために、授業観察、「お世話活動」や合同部活動といった異学年交流の参与観察、児童生徒に対する質問紙調査、教職員に対する聞き取り調査等が行われた。教師と生徒は4-3-2学年制の学校生活において、互いに「中1ギャップ」への対応を図ろうとする様子が見出された。