著者
高橋 直也 橋本周司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.90, pp.1-6, 2006-08-07

近年,筝とエレキベースやドラムなどの大音量楽器とのセッションが増えている.弱音量楽器のPAの際に起こるハウリング,外部音侵入,音質劣化の問題を同時に解決する手法として,共鳴部駆動による筝のエレキ化を提案する.筝に内蔵したスピーカを用いて共鳴部を駆動させることを実現した.作成したエレキ筝は10dB程度の音量増幅を実現し,外部音侵入をSN比にして12dB改善し,音質劣化の問題についても改善した.In these years, KOTO which is Japanese instrument and high-volume instrument such as electric bass and drams are often played together. In that case, the volume of KOTO sound must be increased to a satisfactory level for balancing. However there are some problems in amplifying the volume of KOTO sound such as acoustic feedback to cause howling, commingling of other back ground sounds, and degradation of sound quality. In this paper, we propose an electric KOTO with real body. The electric KOTO has a built-in speaker which makes the body resonance. We achieved 10dB amplification of sound pressure level without the problems of acoustic feedback, commingling of other sounds, and degradation of sound quality.
著者
三輪貴信 酒井幸仁 橋本周司
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.3-4, 2014-03-11

4次元空間の主座標軸方向の無限遠点を透視投影すると,3次元空間に主消点となって現れる.主消点は,4次元空間での視点位置や4次元データの平行性・直交性を視覚的に理解する手掛かりとなる.我々は,3次元空間の主消点を操作して,4次元空間の視点移動を簡単に制御できるインタラクティブシステムを開発した.本論文では,4次元データの平行性・直交性の理解が複数の超立方体を組み合わせた4次元立体迷路の探索において十分に役立つことを確認する.
著者
吉田裕昭 橋本周司 中村真吾
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.627-628, 2014-03-11

強化学習において、入力数が多く複雑なシステムが最適な制御器を獲得する手法の一つとして、モジュール型強化学習が提案されている。しかし、モジュールに用いる入力を決定し、設計を行うのは設計者自身であることから、設計者が学習に関する最低限の知識を有する必要があるなどの問題がある。本稿では、この問題に対して遺伝的アルゴリズムと寄与率という新たな指標を定義することによって自動的にモジュールが組み上がるアルゴリズムを提案する。