- 著者
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伊藤 瑞規
水谷 泰彰
渡辺 宏久
植田 晃広
島 さゆり
外山 宏
- 出版者
- 藤田医科大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2021-04-01
多系統萎縮症(MSA)の突然死に対してセロトニン神経の関与が疑われており、その評価は極めて重要であると思われるが、現在のところ、生体内でセロトニン神経を評価できる方法は、髄液でのセロトニン代謝産物である5-HIAAの測定や、セロトニントランスポーターPETしか存在しない。髄液における5-HIAAの評価は、侵襲的な検査である髄液採取が必要であり、セロトニントランスポーターPETは、PETの専門機関でしか評価できない。そのため、日常診療レベルで使用されているドパミントランスポーターSPECTを用いてセロトニン神経が評価できないかを検討することとした。