著者
水谷 由美子 安倍 昭恵 武永 佳奈 水津 初美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:18826393)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.27-49, 2014-03-31

This essay focuses on fashion design for agriculture development in Japan. Specially, I talk about a case study of the Fashion Show `Agriculture Style Collection 2013 in Nagato-Yuya with Aizu-Wakamatsu'. This project was motivated by our First Lady, Ms Akie ABE, who has been working in agriculture since 2001. I have already researched and created rural fashion incited from the daily wear of farmers. In this paper my co-researchers and I discussed about the planning of new developed Mompe pants, called Mompekko, and Haolina whieh is a shirt like the upper half of Samue(Japanese working wear), and newly developed hats and Saruppakama pants originating from Aizu-Wakamatsu-city. In this theme, we collaborated with traditional textiles, specializing in both striped clothes of Yamaguchi Prefecture(Yanai-jima)and Aizu-Wakamatsu-city(Aizu-momen). Additionally, I use the Kuga-tijimi, which Kuga people had asked me to develop into a proper design with them.
著者
水谷 由美子 田村 奈美 山本 成美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.14, pp.105-113, 2021-03-31

古来より生活の知恵あるいは風習として着物や洋服の古着や残された生地を活用して、新しい衣服や生活小物が作られてきたが、現代のアパレル産業においてもアップサイクルが課題となっている。本論でテーマにしているアップサイクルは、リユースのように、そのままを再利用することやリサイクルのように原料に戻す、つまり布から糸へそしてまた新たな布や別のものを作ることとは異なる。古くなって不要なものを捨てずにもともとの形状や特徴などを活かしつつ、新たなアイデアを加え、デザインすることで別のものを作ることを意味している。その結果作られた衣服にはより高いデザイン性があり、商品としての価値が高まっているというように、アップサイクルは、新たな価値創造をすることを意味している。ファッション領域では、マルタン・マルジェラが自身のブランドを立ち上げた1988年頃から脱構築主義や1980年代のバブル経済を背景とした使い捨て文化への対抗として、古着や鬘、エコバックや壊れた陶器など使い捨てられる前のあらゆるものを活かしたコレクションを発表している。彼のコレクションは芸術性が高く、マルジェラの固有のコンセプトとして評価されていたが、ハイファッションにおいて本格的な追随者は多くなかった。2015年に国連で持続可能な開発目標が採択され、地球温暖化や海洋プラスティックゴミの問題が喫緊の問題となってきた現在、服飾に関する廃棄物はファストファッションや大量生産服のみならず、プレタポルテやオートクチュールにおいても、解決すべき重要課題となっている。ファッション雑誌などのメディアでは「サステナブルファッション」という用語は頻繁に表紙を飾り、特集が組まれている。本論は、こうした時代背景を考慮しつつ、アップサイクルの1つの開発の手法として、回収された服ではなく、所有者が特定の1人であり、その人の服を使って3つのグループが一定のテーマのもとで、それぞれが1セットの服を作るというワークショップを実施した。マルジェラのようなイノベイティブな服飾デザインではなく、服飾におけるデザインペルソナの多様な活用の1つとして実践したワークショップで、服飾デザインのプロセスやその結果について検証し、アップサイクルなデザインの可能性について明らかにした。
著者
水谷 由美子 岡部 泰民 高畠 海 山崎 忠道 新留 直人 ニイニコスキ ノーラ リンネ ピイア
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学大学院論集
巻号頁・発行日
no.4, pp.59-80, 2003

This essay concerned with Practical reserch through cooperation between industry and universty on international exchange and Fashion design. In particular, it is concerned with the case of the activities of the Yamaguchi Culture Lunge and Exshange between
著者
水谷 由美子[研究代表] 淺田 陽子 松原 直子 武永 佳奈 水津 初美[共同研究者]
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:18826393)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.11-35, 2013-03-31

This thesis is focused on the activities of the second year of `aurinko tokuji talo', a project for the activation of Intermediate and Mountainous Areas in Tokuji, Yamaguchi City. As a consequence of the first year's achievements in creatingclothing design and the planning of arts managements, our research team continued developing the cooperative projects withlocal representatives in Tokuji. By inviting Tokuji people to the previous year's fashion show at Yamaguchi Prefectural University, we were requested toorganize a local fashion show at Tokuji's summer festival. It has been well-known for its dynamic fi reworks; however, this year locals decided to deliver an alternative event by adding a traditional dance festival of the area. In order to celebrate it, ourresearch team planned an outdoor fashion show utilizing the local resources of handmade Japanese paper and used Kimonomaterials. Here we describe the process of creation such as a hat, corsage, shawl, obi belt and knitting dress and pants madewith Tokuji handmade paper as well as kimono costumes for the dance festival. In addition to the fashion show, we analyze the Christmas Exhibition, which was carried out as an extention of the 'aurinko Tokuji talo' Project, at Christmas Village in Rovaniemi, Finland. We examine the entire procedures of the project.
著者
水谷 由美子
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学生活科学部研究報告 (ISSN:13444999)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.43-51, 2000-03-25

パンプローナ市で毎年7月6日から7月14日まで実施されるサン・フェルミン祭は,守護聖人を敬う地域的な祝祭儀礼である。現代では世界的に有名になり,伝統的なものばかりでなく,現代的なプログラムも増えている。こうした中で祭りの本質と言えるものが,エンシエロ(牛追い),祝日の行列そしてヒガンテスとその仲間のパフォーマンスであり,そこにはこの都市固有の伝統的な文化が表されている。特に,サン・フェルミン祭では老若男女が皆,全身白い服装をして首に赤いスカーフを巻くという戦後から定着してきた仮装に特徴がある。本論は1999年に筆者がフィールドワークした成果を報告する中で,この固有の仮装と伝統的な祝祭儀礼という文化的なパフォーマンスについて記述し,そこで生成されるパフォーマンス空間の意味と機能について検討したもの。