著者
和田 善行 池上 聡子 石川 定 降矢 芳子 川平 和美
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.569-574, 2019 (Released:2019-10-28)
参考文献数
16
被引用文献数
2

〔目的〕促通反復療法(Repetitive Facilitative Exercise:RFE)の痙縮減弱効果を検討すること.〔対象と方法〕慢性期脳卒中片麻痺患者30名に対して促通反復療法を中核とする治療(50回ずつ3セット,ADL練習,他:計100分)を週7回の頻度で4週間実施した.痙縮の評価にmodified Ashworth scaleを用い,麻痺肢の15関節運動について初回のRFEの前後,翌日のRFE前,4週間のRFE終了日のRFE前に実施し,RFEの痙縮減弱効果を検討した.〔結果〕RFEの痙縮減弱効果は即時効果と4週間の蓄積効果の全ての関節運動において有意であった.〔結語〕RFEは多くの痙縮筋への痙縮減弱の効果を有する.
著者
池上 聡 浜田 雅樹 小松原 重之 三上 博英
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.285-286, 1997-03-12

インターネットのトラフィック管理においては、アプリケーションの種類、パケットの発信地、着信地などの統計情報と、パケットのTCP/IPヘッダが必要である。統計情報は、設備投資、トポロジの再構成、ユーザ管理などを行うために用いられ、パケットのヘッダはパケット欠落やルーティングの確認などに用いられる。今日、これらのトラフィックデータ収集の標準として、RMON (Remote Network Monitoring)、RMON 2が存在する。これらは、SNMP (Simple Network Management Protocol) のMIB2 (Management Information Base 2) を拡張したRMON-MIBと、それらにアクセスするためのインターフェースを定義したものである。RMONを用いた実際のトラフィック収集では、ルータやハブ等のネットワーク機器で収集する方法やプローブで収集する方法が存在する。プローブとは、セグメント上の全てのパケットを調査し、それを分析して統計情報を作成したり、後から分析できるようにパケットを保存しておくことができる専用ハード、WS、PC等である。これら2つの方法は一長一短であるが、RMONでは負荷の高い処理を必要とすることから、プローブを用いる方法が将来的に有望である。しかしながら、プローブを用いる際には多くのコストがかかるという問題がある。その理由は、インターネットではトラフィックが特定箇所に集まることがないためにプローブの設置数が多くなること、RMONは負荷の高い処理を要求するためにバックボーンなどの広帯械な伝送路では高性能なプローブを用いる必要があることである。そこで本稿では、処理能力の低い安価なマシンを複数協調させてRMONとして高い処理能力を実現することを目的とし、複数のマシン間での負荷分散方法について検討する。