著者
池長 慶彦 首藤 一幸 村岡 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.24, pp.13-18, 2007-03-09
被引用文献数
2

本研究は 実ネットワークに適応するオーバーレイマルチキャスト放送基盤を提案する.従来のツリー型ベースのオーバレイマルチキャストの研究では 参加するノードの上り帯をうまく活用することができない問題や ノードの参加や脱退などが頻繁におきる状況に弱いなどの問題があった.一方でメッシュ型ベースのオーバレイマルチキャストでは 上記で述べたような問題に対して非常に効率がよい.しかしながら 従来のメッシュ型ベースのオーバレイマルチキャストの研究では ネットワークの多様性の存在を考慮していない.そこで本研究では 実ネットワーク上で起こりうるネットワークの多様性を考慮した よりスケーラビリティの高い手法を提案する.In this paper,we present the overlay multicast system to adjust to the real network. Traditional tree-based approaches to overlay multicast ineciently utilise the outgoing bandwidth of participating nodes and poorly adapt to nodemembership churn.In constrast, mesh-based approaches can utilise bandwidth and adapt to churn. However a common mesh-based approach doesn't consider the heterogeneous network like the real network.we present approach of a higher scalability in the real network.