著者
吉田 博宣 坂本 圭児 河合 健
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.228-233, 1988-03-31
被引用文献数
1 3

京都市街地に孤立木として残存するニレ科の大径木について,所有者と周辺住民にアンケート調査を行い,その意識を調べた。所有者では社寺と民家などその立場の違いで,また,住民では残存木からの距離の違いで意識が異なることが判明した。所有者と住民では残存木に対する判定構造に違いがあるが,ともに「迷惑さ」と「歴史性」または「評価性」という相反する意識の均衡のうえで残存が維持されていることが考察された。
著者
河合 健
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.61-66, 1989
被引用文献数
4

日本に持ち込まれた外国空間がどの様に変貌してゆくのか。この問題を, 明治期の神戸外国人居留地を例に考えてみた。具体的には, 外国人らが居留地に造成した公園に注目し, 造成当初のデザインを明らかにするとともに, 彼らがそのデザインを求めた背景を考察した。その結果, この公園は外国人らが非日本人の共同空間として策定したものであり, 日本空間からは完全に分離=「異化」した空間となった, と結論づけた。
著者
河合 健太郎
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.8-9, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
7

デノボデザインは,創薬研究の効率化に寄与できる優れた技術であり,過去数十年間にわたり精力的に研究されてきた歴史がある.特に,最近のケモインフォマティクス技術の発展に伴い,新たなデノボデザイン手法の提案だけでなく,実際の創薬研究への応用例も盛んに報告されるようになってきた.演者らは最近,既知の活性化合物の構造を利用し,新しいドラッグライクな薬物構造の設計を行うための方法論を開発したので,その内容を紹介する.また,計算機実験により提案手法の有用性を評価したので,その結果についても併せて紹介する.